38-168 ある病院の給食部門では、クックサーブシステムにクックチルシステムとクックフリーズシステムを組み合わせた運営方式を採用している。保冷設備と保存・保管温度の組合せとして、最も適当なのはどれか。

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38-168 ある病院の給食部門では、クックサーブシステムにクックチルシステムとクックフリーズシステムを組み合わせた運営方式を採用している。

保冷設備と保存・保管温度の組合せとして、最も適当なのはどれか。1つ選べ。

 

(1) 検収室の食肉保管用冷蔵庫                                  8 ℃

(2) 検収室の殻付卵保管用冷蔵庫                                 12℃

(3) 検収室の冷凍食品保管用冷凍庫                              -10℃

(4) クックチルシステムで提供する料理の保管用冷蔵庫             4 ℃

(5) クックフリーズシステムで提供する料理の保管用冷凍庫        -15℃

 

厚生労働省. 『第38回管理栄養士国家試験の問題(午後の部)』(2024) .

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001218343.pdf, (2024年7月30日閲覧)

 

解答・解説を見る

 

 

原材料は大量調理施設衛生管理マニュアルの別添1『原材料、製品等の保存温度』1に記載されている温度帯で保管をする。

□ 原材料、製品等の保存温度の例

室温        穀物加工品・砂糖・清涼飲料水・液状油脂など

15℃以下      バター・チーズ・練乳・ナッツ類・チョコレートなど

10℃前後      生鮮果実・野菜

10℃以下      食肉類・魚肉加工品・固形油脂・殻付卵・乳・クリームなど

8℃以下      液卵

5℃以下      生鮮魚介類

-15℃以下     冷凍食肉類・冷凍食品・冷凍魚肉加工品など

-18℃以下     凍結卵

 

院外調理システム(クックチル、クックフリーズ、真空調理)についての解説はコチラ

https://nstudy.info/ingai-chori/

 

(1) 検収室の食肉保管用冷蔵庫                                  8 ℃

食肉は10℃以下で保管するので8°Cでの保管は正しい。

 

(2) 検収室の殻付卵保管用冷蔵庫                                10℃以下

 

(3) 検収室の冷凍食品保管用冷凍庫                             15℃以下

 

(4) クックチルシステムで提供する料理の保管用冷蔵庫             〔 0 〜 3 °C 〕

クックチルシステムではチルド温度帯(03℃)で保存する。

クックチルシステムでは、加熱調理した食品を30分以内に急速冷却し、

90分以内に中心温度を03℃に下げて03℃のチルドの温度帯で保存する。

 

(5) クックフリーズシステムで提供する料理の保管用冷凍庫       –18°C

クックフリーズシステムでは-18℃以下で保存する。

クックフリーズシステムでは、加熱調理した食品を30分以内に急速冷却し、120分以内に-18℃以下に下げて-18℃以下で保存する。

 

類似問題

31-176 給食施設における冷蔵設備と、始業時の庫内温度の記録の組合せである。

 

※引用元

[1]厚生労働省.大量調理施設衛生管理マニュアル.

 https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/gyousei/dl/130201_9-2.pdf 2024/8/6閲覧)

 

文責:アヒル(O)


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