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25-42 ホルモンに関する記述である。正しいのはどれか。

(1) 原発性甲状腺機能低下症では、血中甲状腺刺激ホルモン(TSH)が低下している。
(2) バソプレシンは、下垂体の前葉から分泌される。
(3) 甲状腺ホルモンは、血清コレステロール値を上昇させる。
(4) アルドステロンは、尿へのカリウム排泄を増加させる。
(5) 副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)は、カテコールアミン分泌を促進する。

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(1) 原発性甲状腺機能低下症では、血中甲状腺刺激ホルモン(TSH)が増加している。
 甲状腺の機能低下により、甲状腺ホルモンが分泌されないため、下垂体からは甲状腺ホルモンを分泌させようと甲状腺刺激ホルモンの分泌を増加させる。
 これにより、原発性甲状腺機能低下症では、血中甲状腺刺激ホルモン(TSH)が増加する。

(2) バソプレシンは、下垂体の後葉から分泌される。
 下垂体後葉…バソプレシン、オキシトシン
 下垂体前葉…成長ホルモン(GH)、プロラクチン(乳汁分泌ホルモン)、副腎皮質ホルモン(ACTH)、甲状腺刺激ホルモン(TSH)、性腺刺激ホルモン

(3) 甲状腺ホルモンは、血清コレステロール値を低下させる。
 甲状腺ホルモンによって、肝臓におけるLDL受容体の発現が増加し、血清コレステロール値は低下する。

(4) アルドステロンは、尿へのカリウム排泄を増加させる。

(5) 副腎皮質刺激ホルモン(ACTH)は、コルチゾール分泌を促進する。
 カテコールアミンは副腎髄質から分泌されるホルモンであり、副腎皮質刺激ホルモンによって分泌は促進されない。

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