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こんにちは。Nスタディを管理しております管理栄養士の伊東です。
先日、子宮頸がんワクチンを接種してきたので、ここでご報告します。
サイトの主旨からは外れてしまいますが、このサイトの利用者の90%以上は若い女性であることから、この記事を作成することにしました。この記事が、子宮頸がんワクチンをまだ接種してしていない女性の接種を考えるきっかけになれば幸いです。
目次
子宮頸がんについて
子宮頸がんは年間約1万人が罹患し、約2,800人が死亡しており、患者数・死亡者数とも近年漸増傾向にあります。特に、他の年齢層に比較して50歳未満の若い世代での罹患の増加が問題となっています¹。
この病気の主な原因は、ヒトパピローマウイルス(HPV)への感染です。
そして、この子宮頸がんの予防に重要なのは、ワクチンの接種と定期的ながん検診です。
子宮頸がんワクチンに関する詳しい情報は、日本産婦人科学会HP「子宮頸がんとHPVワクチンに関する正しい理解のために」をご参照ください。
ワクチンを打つことになったきっかけ
私は、学生時代に子宮頸がんワクチンの集団接種が行われていました。しかし、その無料券が自宅に届いたころ、子宮頸がんワクチンの安全性を疑問視する報道が多くされていました。そして、いつの間にか子宮頸がんワクチンの集団接種は中止となってしまいました。
そのころは、ワクチンを打つべきか打たないべきかを自分で判断することができず、ただテレビに映る副作用で辛そうな女性たちを見て、「打たなくてよかった」と安堵したことを覚えています。そして、それからしばらくたったころには、子宮頸がんワクチンのことは完全に頭から離れてしまっていました。
しかし、最近TwitterなどのSNSにおいて、産婦人科の医師の方々の発信を目にすることが増えました。そこから、だんだんと「子宮頸がんワクチンを打っていないことは怖いことなのではないか」と思うようになりました。
そして、自分でいろいろと調べているうちに、子宮頸がんワクチンの安全性はしっかりと確認されていること、重大な副作用を起こす可能性が極めて低いことなどが分かり、「打ってみよう」という気持ちになりました。
予約から当日まで
インターネットで、「子宮頸がんワクチン9価 〇〇県」という風に自分の住む都道府県の名前で検索をしてみました。すると、意外と9価の子宮頸がんワクチンの接種を行っている病院は多くないことが分かりました。私は、検索結果の数件の病院の中から、最もしっかりとワクチンに関する説明が記載されていた病院に予約することに決めました。
電話をして「子宮頸がんの9価のワクチンを打ちたいのですが」と伝えると、ワクチンに関する簡単な説明をしていただき、その後希望日時などを聞かれスムーズに予約をとることができました。
- 来院日までにアプリへの登録が必要(専用アプリからの氏名や住所などの登録、問診票の記入)
- 来院日当日は母子手帳を持参する必要がある(なくても接種可能)
当日総合病院の受付に行くと、産婦人科に案内されました。産婦人科の受付へ行き、名前を伝えると、体温計と問診票を渡されました。
体温を測って、問診票に記入が終わったら、産婦人科の看護師さんが話しかけに来てくれました。
9価ワクチンの費用について
私が接種した9価の子宮頸がんワクチン「シルガード」は、(医療機関にもよりますが)一回の接種に3万円ほどかかりました(2021年時点)。
そして、これを3回打たなければいけないので、合計で9万円ほど費用がかかることになります。
この費用は、私にとって大きな負担でしたが、もしも将来がんになってしまったら絶対に後悔するだろうと思い、貯金していたお金を使って接種することにしました。
子宮頸がんの体験談
女優の古村比呂さんという方が、たまたま受けた検診で子宮頸がんが発覚し、子宮を全摘出するまでの経緯を赤裸々に語られています。
かなり症状が進行していたのにも関わらず、ほとんど無症状だったそうです。そして、「何かあれば体がサインを出してくれるだろうと思っていた」とも仰っています。
また、別の動画で、5年後の再発、再再発についての体験も語られています。
すでにワクチン接種済みのかたも、そうでないかたも是非一度ご覧になってみてください。
参考文献
日本産婦人科学会.「子宮頸がんとHPVワクチンに関する正しい理解のために.http://www.jsog.or.jp/modules/jsogpolicy/index.php?content_id=4.2021.8/5 access.
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