コンテンツへスキップ

28-197 この症例の病態に関する記述である。/28-198 この症例の食事療法に関する記述である。

スポンサーリンク


次の文を読み「197」、「198」に答えよ。
46歳、男性。事務職。会社の健診で検査値の異常を指摘されて来院した。服薬なし。飲酒量は、毎日ビール大瓶2本。喫煙なし。身長168cm、体重84kg、ウエスト周囲長92cm、血圧136/88mmHg。空腹時の採血で血液検査値は、AST 36IU/L、ALT 64IU/L、γ-GTP 164IU/L、総コレステロール213mg/dL、HDL-コレステロール42mg/dL、トリグリセリド255mg/dL、血糖142mg/dL、インスリン10.4μU/mL、HbA1c 7.2%(NGSP)、クレアチニン0.76mg/dL。尿たんぱく(-)。腹部エコー検査で脂肪肝。
197 この症例の病態に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) BMIは、26.5kg/m2である。
(2) 血清LDL-コレステロール値は、120mg/dLと算出される。
(3) 収縮期高血圧である。
(4) インスリン依存状態である。
(5) 非アルコール性脂肪肝炎(NASH)である。
198 この症例の食事療法に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) 摂取エネルギー量を2,400kcal/日とする。
(2) たんぱく質を0.6g/kg標準体重/日とする。
(3) 脂肪の摂取エネルギー比率を10%とする。
(4) 炭水化物の摂取エネルギー比率を55%とする。
(5) アルコール量をエタノール換算で50g/日とする。


■28-197 この症例の病態に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) BMIは、29.76kg/m2である。
(2) 血清LDL-コレステロール値は、120mg/dLと算出される。
(3) 高血圧は正常である。
(4) インスリン依存状態ではない。
(5) アルコール性脂肪肝炎の可能性がある。(γ-GTP高値より)
■28-198 この症例の食事療法に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) 摂取エネルギー量を標準体重×25~30kcal/日および1,500~1900kcal/日とするが、BMIが高めなので、このエネルギー量よりも少なめに設定することが望ましい。
(2) たんぱく質を1.0~1.2g/kg標準体重/日とする。
(3) 脂肪の摂取エネルギー比率を20~25%とする。
(4) 炭水化物の摂取エネルギー比率を55%とする。
(5) アルコール量の指定はせず、基本は禁酒とする。

スポンサーリンク


関連記事