39-91 幼児期・学童期・思春期に関する記述である。

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39-91 幼児期・学童期・思春期に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

⑴ 基礎代謝基準値(kcal/kg体重/日)は、思春期より幼児期の方が高い。

⑵ 乳幼児身体発育曲線における16か月児の身長は、立位で測定された値に基づく。

⑶ 乳歯は、2歳までに生えそろう。

⑷ 神経性やせ症では、頻脈がみられる。

⑸ 起立性調節障害では、起立により血圧が上昇する。

 

厚生労働省. 『第39回管理栄養士国家試験の問題(午前の部)』(2025) .

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001428960.pdf, (2025年7月1日閲覧)

解答・解説を見る

 

⑴ 基礎代謝基準値(kcal/kg体重/日)は、思春期より幼児期の方が高い。

正しい。

基礎代謝基準(体重1kgあたりの基礎代謝量)は1~2歳ごろをピークに、年齢に伴って低下する。

思春期には体格が大きくなり基礎代謝量そのものは増えるが、体重1kgあたりで見ると値は下がる。

 

⑵ 乳幼児身体発育曲線における16か月児の身長は、〔 仰臥位 〕で測定された値に基づく。

乳幼児身体発育曲線では、2歳未満の乳児は、

身長計の台板上に仰向けに寝かせた状態(仰臥位)で身長を測定する。

2歳以上の幼児は、立位で身長計を用いて測定する。

 

⑶ 乳歯は、〔 2歳半~3歳頃 〕までに生えそろう。

乳歯(20本)は通常、2歳半~3歳頃までに生えそろう。

2歳まででは少し早すぎる

 

⑷ 神経性やせ症では、〔 徐脈 〕がみられる。

神経性やせ症では、低栄養状態により徐脈(脈拍数の低下)がみられることが多い。

代謝が抑制され、心拍数体温が低下する。

神経性やせ症ではその他、低血糖、低血圧、浮腫、皮膚の乾燥などの症状がみられる。

 

⑸ 起立性調節障害では、起立により血圧が上昇する。

起立性調節障害では、起立時に血圧が低下し、立ちくらみ、頭痛、倦怠感などが生じる。

自律神経の調節機能がうまく働かず

起立時に血圧や脈拍が適切に調節されないことで脳への血流が不足し、症状が現れる。

 

文責:アヒル(O)


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