⑴ 年少人口の年齢は、〔 0~14歳 〕である。
年少人口の年齢は0〜14歳 (法律上働けない年齢)
生産年齢人口の年齢は15〜64歳(主に働いている年齢)
老年人口の年齢は65歳以上(定年退職後の年齢)
となっています。厳密には少し違いますがカッコ内のような覚え方をお勧めしています。
⑵ A地域の年少人口指数は、B地域より低い。
「〜〜人口指数」には、下記の3つがあります。
全てに共通することは「生産年齢人口」で割ることです。
また、年少人口指数は年少人口を、
老年人口指数は老年人口を用いることなど割とそのままの名称です。
ですので従属人口指数だけ覚えれば問題ないかなと思います。
・年少人口指数 = 年少人口 ÷ 生産年齢人口 × 100
・老年人口指数 = 老年人口 ÷ 生産年齢人口 × 100
・従属人口指数 = ( 年少人口 + 老年人口 ) ÷ 生産年齢人口 × 100
これをふまえて計算すると
A地域の年少人口指数 = 12.5 ÷ 62.5 × 100 = 20.0
B地域の年少人口指数 = 10.0 ÷ 60.0 × 100 = 16.7
〇⑶ A地域の従属人口指数は、B地域より低い。
(2)の解説をもとに計算すると
A地域の従属人口指数 = ( 12.5 + 25.0 ) ÷ 62.5 × 100 = 60.0
B地域の従属人口指数 = ( 10.0 + 30.0 ) ÷ 60.0 × 100 = 66.7
となり、「A地域の従属人口指数は、B地域より低い」が正答になります。
⑷ A地域の老年人口割合は、年齢調整によりB地域と等しくなる。
根本的に誤りです。与えられた問題文や表には、基準人口(年齢調整するための基準)が無いため
「年齢調整できない」=「年齢調整できないので比較できない」ということになります。
⑸ A地域の老年化指数は、〔 200.0 〕である。
老年化指数はここまでで比較していない値を用いて計算します。
それは、年少人口と老年人口です。さらに「老年化指数」という言葉から
「老年人口が増えると指数も高くなりそうだ」と予測できます。
故に、
老年化指数 = 老年人口 ÷ 年少人口 × 100
で計算することになります。
これを用いて、A地域の老年化指数を計算すると
A地域の老年化指数 = 25.0 ÷ 12.5 × 100 = 200.0
となります。
解説動画はこちら
文責:アヒル