評価の種類
① 企画評価-栄養教育プログラムの企画は、適切であったか。
② 過程評価(経過評価)-栄養教育プログラムは、企画通りに実施できているか。
③ 影響評価-栄養教育プログラムによって、対象者にどのような良い影響を与えたか。
④ 結果評価-栄養教育プログラムの目標は、どの程度達成されたか。
⑤ 経済評価-栄養教育プログラムに要した費用と、その効果はどうだったか。
経済評価には、費用効果分析、費用便益分析、費用効用分析がある。
⑥ 形成的評価-教育プログラムの妥当性の評価。
⑦ 総括的評価-影響評価と結果評価を要約したもの。
⑦ 総合評価-すべての評価を含めて総合的な評価する。
35-110 総合病院において、訪問栄養食事指導の事業を開始して 1 年が経過した。事業に対する評価の種類と評価内容の組合せである。最も適当なのはどれか。 1 つ選べ。
(1)
形成的評価 毎月の指導依頼件数を集計し、推移を分析した。
〇⑵ 経過評価 訪問した患者と家族へのアンケートから、満足度を分析した。
(3)
総合評価 1 年分の栄養診断結果を集計し、事業のニーズを再分析した。
⑷
経済評価 訪問栄養食事指導による収入との比較で、管理栄養士の人件費を分析した。
経済評価は、栄養教育プログラムの効果を経済的に評価する指標である。
費用効果分析、費用便益分析、費用効用分析の3つがある。
(5)
影響評価 (または
結果評価) 初回訪問時と最終訪問時の体重を比較した。
結果評価は、栄養教育プログラムの目標に対する評価である。
訪問栄養指導において、体重の増加または減少を最終的な目標にしていたのであれば、結果評価である。
低栄養の改善などが目標だったのであれば、体重の比較は影響評価であると考えられる。