コンテンツへスキップ

30-198,199,200 次の文を読み「198」、「199」、「200」に答えよ。K市保健センターに勤める管理栄養士である。K市の健康推進プランの策定を担当することになった。

    スポンサーリンク


    次の文を読み「198」、「199」、「200」に答えよ。
     K市保健センターに勤める管理栄養士である。K市の健康推進プランの策定を担当することになった。
    K市は勤労世代において、国民健康保険加入者の割合が他の自治体と比較して高い。


    30-198 次の表は、昨年のK市と県全体の40歳から65歳までの三大主要死因と各々の死亡者数である。K市、県全体のこの年代の人口は、それぞれ5万人と20万人であり、人口構成はほぼ同じである。各死因の死亡率比を求めらところ、悪性新生物( a )、心疾患( b )、脳血管疾患( c )であった。
    (  )に入る正しいものの組合せはどれか。1つ選べ。


    ただし、基準を1(県全体)とし、小数点第2位を四捨五入すること。
    表 K市及び県全体の主要死因の死亡者数(40歳から65歳)

    30-198

        a b   c 
    (1)0.2――0.4――0.4
    (2)0.8――1.5――1.6
    (3)1.0――0.4――0.3
    (4)1.3――0.7――0.6
    (5)2.0――1.5――1.2


    30-199 K市の健康推進プランの候補としてあがった目標である。K市の主要死因のデータから、重点的にとりあげる目標である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
    (1)がんによる死亡率の低下
    (2)がんと心疾患による死亡率の低下
    (3)がんと脳血管疾患による死亡率の低下
    (4)心疾患と脳血管疾患による死亡率の低下


    30-200 K市住民の特性を考えた、健康推進プランでの重点的な取組である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。
    (1)学校と連携して、健康づくりの標語を募集する。
    (2)ボランティアの協力を得て、栄養教室を開催する。
    (3)企業と連携して、休日に健康イベントを開催する。
    (4)保険者と連携して、特定健康診査を受診しやすい時間に変更する。

    解答・解説を見る

    30-198 次の表は、昨年のK市と県全体の40歳から65歳までの三大主要死因と各々の死亡者数である。
    (  )に入る正しいものの組合せはどれか。1つ選べ。ただし、基準を1(県全体)とし、小数点第2位を四捨五入すること。

    ◆正しいのは、
    (2)0.8――1.5――1.6(K市、県全体のこの年代の人口は、それぞれ5万人と20万人であり、人口構成はほぼ同じである。各死因の死亡率比を求めらところ、悪性新生物( 0.8 )、心疾患( 1.5 )、脳血管疾患( 1.6 )であった。)

    <計算方法>

    表:各死因別死亡者数

    30-198

    ①それぞれの死亡率を求める。
     死亡率=死亡者数/人口(K市では50,000人、県全体は200,000人)
     (例)悪性新生物=200/50,000×100=0.4
     表:各死因別死亡率

    30-198

    ②各死因のK市の死亡率/各死因の県全体の死亡率=死亡率比
     悪性新生物=0.4/0.5=0.8
     心疾患=0.3/0.2=1.5
     脳血管疾患=0.24/0.15=1.6


    30-199 K市の健康推進プランの候補としてあがった目標である。K市の主要死因のデータから、重点的にとりあげる目標である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。

    ◆最も適切なのは、
    (4)心疾患と脳血管疾患による死亡率の低下
    ⇒県全体とK市の各疾患の死亡率比をみると、心疾患と脳血管疾患の比率が悪性新生物の約2倍である。このことから、K市が重点的にとりあげる目標として、「心疾患と脳血管疾患による死亡率の低下」があげられる。


    30-200 K市住民の特性を考えた、健康推進プランでの重点的な取組である。最も適切なのはどれか。1つ選べ。

    ◆最も適切なのは、
    (4)保険者と連携して、特定健康診査を受診しやすい時間に変更する。


    ※死亡率…一定期間の死亡数の単位人口に対する割合。

    スポンサーリンク


    コメント

    関連記事