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25-128 高カロリー輸液に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
a ビタミンB1を投与する。
b わが国の微量元素製剤は、クロムを含む。
c 窒素源に非必須アミノ酸(可欠アミノ酸)が含まれる。
d 大量のグルコース投与は、脂肪肝にならない。
(1) aとb (2) aとc (3) aとd (4) bとc (5) cとd
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25-128 高カロリー輸液に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
a ビタミンB1を投与する。
b わが国の微量元素製剤は、クロムを含む。
c 窒素源に非必須アミノ酸(可欠アミノ酸)が含まれる。
d 大量のグルコース投与は、脂肪肝にならない。
(1) aとb (2) aとc (3) aとd (4) bとc (5) cとd
〇a ビタミンB1を投与する。
★高カロリー輸液を投与している患者の、乳酸アシドーシス発症防止のため、ビタミンB1の投与が必要である。
★ビタミンB1は、ピルビン酸がアセチルCoAに変換される反応に関与する。ビタミンB1が不足すると、これが不可能となり、ピルビン酸は乳酸となる。乳酸が蓄積により、体内のpHが酸性に傾き、乳酸アシドーシスを起こす原因となる。
★アシドーシスでは、血液のpHは低下する。
b わが国の微量元素製剤は、鉄、銅、亜鉛、ヨウ素、マンガンを含む。
わが国の微量元素製剤に、クロムは含まれない。
〇c 窒素源に非必須アミノ酸(可欠アミノ酸)が含まれる。
d 大量のグルコース投与は、脂肪肝の原因となる。
大量に投与されたグルコースにより、中性脂肪が肝臓に蓄積し、脂肪肝の原因となる。
脂肪肝は、非アルコール性脂肪肝炎(NASH)の原因にもなるため注意が必要である。さらに、非アルコール脂肪肝炎は、自覚症状が乏しく進行すると肝硬変、肝癌となることがある。
(1) aとb 〇(2) aとc (3) aとd (4) bとc (5) cとd
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