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- 70 遺伝子多型と倹約(節約)遺伝子に関する記述である。
- 71 消化器系の調節に関する記述である。
- 72 栄養素の吸収と体内動態に関する記述である。
- 73 アミノ酸の代謝に関する記述である。
- 74 たんぱく質の栄養に関する記述である。
- 75 炭水化物の栄養に関する記述である。
- 76 食物繊維と難消化性糖質に関する記述である。
- 77 脂質代謝に関する記述である。
- 78 ビタミンB群の機能に関する記述である。
- 79 ミネラルとそれを構成成分とするたんぱく質の組合せである。
- 80 鉄の吸収と代謝に関する記述である。
- 81 血漿、間質液(組織間液)および細胞内液に存在する電解質として、最も濃度の高い陽イオンの組合せである。
- 82 エネルギー代謝に関する記述である。
- 83 エネルギー代謝の測定に関する記述である。
問題全文
30-70 遺伝子多型と倹約(節約)遺伝子に関する記述である。正しいのはどれか。2つ選べ。
(1)フェニルケトン尿症は、遺伝子多型によって発症する。
(2)遺伝子多型の出現頻度には、人種差は存在しない。
(3)倹約(節約)遺伝子とは、体脂肪の蓄積しやすい体質を生む遺伝子である。
(4)倹約(節約)遺伝子仮説を唱えたのは、リネン(Lynen F)である。
(5)脱共益たんぱく質(UCP)遺伝子は、倹約(節約)遺伝子の候補である。
30-71 消化器系の調節に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)アセチルコリンは、胃液の分泌を促進する。
(2)ガストリンは、胃の運動を抑制する。
(3)ヒスタミンは、胃酸の分泌を抑制する。
(4)コレシストキニンは、膵臓からHCO3-の分泌を促進する。
(5)セクレチンは、胃酸の分泌を促進する。
30-72 栄養素の吸収と体内動態に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)グルコースとフルクトースの刷子縁膜の輸送担体(輸送体)は同一である。
(2)小腸上皮細胞内で、再合成されたトリアシルグリセロールは、その細胞内でLDLを形成する。
(3)小腸上皮細胞に吸収された中鎖脂肪酸は、リンパ管を経て全身に運ばれる。
(4)3価の鉄(Fe3+)は、2価の鉄(Fe2+)に還元されて吸収される。
(5)葉酸は、ポリグルタミン酸型として吸収される。
30-73 アミノ酸の代謝に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)ロイシンは、糖新生の材料として利用される。
(2)トリプトファンは、葉酸に変換される。
(3)芳香族アミノ酸を代謝する組織は、主に筋肉である。
(4)分岐アミノ酸を代謝する組織は、主に小腸である。
(5)フィッシャー比に用いる血漿芳香族アミノ酸は、フェニルアラニンとチロシンである。
30-74 たんぱく質の栄養に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)窒素平衡の状態は、体内の窒素量が増加していることを示す。
(2)生物価は、摂取した窒素量のうち体内に保留された窒素量の割合を示す。
(3)不可欠(必須)アミノ酸の必要量は、種類に関わらず一定である。
(4)アミノ酸価は、食品たんぱく質中の不可欠(必須)アミノ酸量によって決まる。
(5)タンパク質の栄養価は、摂取する食品の組み合わせでは変化しない。
30-75 炭水化物の栄養に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)筋肉のグリコーゲンは、血糖値の維持に利用される。
(2)赤血球は、エネルギー源として乳酸を利用している。
(3)肝臓は、脂肪酸からグルコースを産生している。
(4)脳はエネルギー源としてリボースを利用している。
(5)脂肪組織は、グルコースをトリアシルグリセロールに変換して貯蔵する。
30-76 食物繊維と難消化性糖質に関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。
(1)不溶性食物繊維には、便量を増加させる作用がある。
(2)水溶性食物繊維には、血清コレステロールの低下作用がある。
(3)大腸での発酵により生成された短鎖脂肪酸は、エネルギー源になる。
(4)大腸での発行により生成された短鎖脂肪酸は、ミネラル吸収を促進する。
(5)有用菌の増殖を促進する難消化性糖質を、プロバイオティクスという。
30-77 脂質代謝に関する記述である。正しいのはどれか。2つ選べ。
(1)食後、血中のキロミクロン(カイロミクロン)濃度は低下する。
(2)食後、肝臓では脂肪酸合成が低下する。
(3)空腹時、血中の遊離脂肪酸濃度は上昇する。
(4)空腹時、脳はケトン体をエネルギー源として利用する。
(5)空腹時、筋肉はケトン体を産生する。
30-78 ビタミンB群の機能に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)核酸の合成には、ビタミンB1が関与している。
(2)アミノ基転移反応には、ビタミンB2が関与している。
(3)ピルビン酸からオキサロ酢酸への変換には、ナイアシンが関与している。
(4)ピルビン酸からアセチルCoAへの変換には、ビタミンB12が関与している。
(5)脂肪酸の合成には、パントテン酸が関与している。
30-79 ミネラルとそれを構成成分とするたんぱく質の組み合わせである。 正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)亜鉛―――アルカリホスファターゼ
(2)セレン―――トランスフェリン
(3)鉄――――セルロプラスミン
(4)銅――――グルタチオンぺルオキシダーゼ
(5)ヨウ素―――ヘモグロビン
30-80 鉄の吸収と代謝に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)非ヘム鉄の吸収は、共有する食品成分の影響を受けない。
(2)非ヘム鉄の吸収率は、ヘム鉄より高い。
(3)鉄の消化管からの吸収は、鉄貯蔵量の影響を受ける。
(4)シロクロムaは、鉄を貯蔵する機能をもつ。
(5)ミオグロビンは、鉄の血中輸送を担う。
30-81 血漿、間質液(組織間液)および細胞内液に存在する電解質として、最も濃度の高い陽イオンの組合わせである。正しいのはどれか。1つ選べ。
血漿 間質液 細胞内液
(1)カリウム――ナトリウム――ナトリウム
(2)カリウム――カリウム――ナトリウム
(3)ナトリウム――カリウム――カリウム
(4)ナトリウム――ナトリウム――カリウム
(5)ナトリウム――ナトリウム――ナトリウム
30-82 エネルギー代謝に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)基礎代謝量は、徐脂肪体重より体重との相関が高い。
(2)基礎代謝量は、甲状腺機能が低下すると上昇する。
(3)身体活動レベル(PAL)は、総エネルギー消費量を安静時エネルギー消費量で除して求める。
(4)メッツ(METs)は、各種身体活動時のエネルギー消費量を安静時のエネルギー量で除して求める。
(5)食事誘導性熱産生は、脂質が一番高い。
30-83 エネルギー代謝の測定に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1)直接法では、体温の変化を測定する。
(2)二重標識水法では、呼気中の安定同位体の経日的変化を測定する。
(3)呼吸商は、酸素消費量を二酸化炭素産生量で除して求める。
(4)グルコースのみが燃焼した場合の呼吸商は、0.7である。
(5)タンパク質の燃焼量(g)は、尿中窒素排泄量(g)に6.25を乗じて求める。
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