犬を飼っているかわからないのに、犬の散歩を追加させる選択肢が答えなのは理解できない。応用力試験であれば不適切問題となっても良いと思う。
※応用栄養で「身体活動量の計算わかっていますか?」という問題なので仕方ない。
※アヒルは厚労省に電話して抗議しました。
「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」において、
成人(18~64歳)の身体活動の基準は、
「強度が3メッツ以上の身体活動を23メッツ・時/週行う。」としている。
表より、対象者が
・3メッツ以上の身体活動を
・1週間で合計何メッツ・時、行っているのか
これらを計算し、23メッツ・時の目標に対して
何メッツ不足しているかを計算する必要がある。
現在の身体活動量は下記のように計算できる。
3メッツ以上の身体活動
活動名 |
強度(メッツ) |
時間 |
頻度 |
メッツ・時/週 |
自転車(通勤) |
4.0 |
15分 |
5回 |
4.0×0.25×5=5.0 |
スクワット |
5.0 |
6分 |
4回 |
5.0×0.1×4=2.0 |
子どもの世話 |
3.0 |
30分 |
7回 |
3.0×0.5×7=10.5 |
対象者の3メッツ以上の身体活動量は合計 5.0+2.0+10.5=17.5メッツ・時/週
目標の23メッツ・時/週に対して、5.5メッツ・時 不足していることが分かる。
⑴ 達成しているため、追加すべき身体活動はない。
⑵ 立位での食事の支度(2.0メッツ)30分を、週7回追加する。
身体活動が不足しているので(1) はありえない。
また、2メッツの活動(3メッツ未満の強度)は計算対象にならないため、(2)も誤りとわかる。
〇⑶ 犬の散歩(3.0メッツ)30分を、週4回追加する。
3.0 × 0.5 × 4 = 6.0 メッツ・時
と計算でき、5.5メッツ・時の不足分を達成できる
⑷ ランニング(6.0メッツ)15分を、週3回追加する。
6.0 × 0.25 × 3 = 4.5メッツ・時 となり目標未達
⑸ 腕立て伏せ(8.0メッツ)6分を、週2回追加する。
8.0 × 0.1 × 2 = 1.6メッツ・時 となり目標未達
犬は解せない。
文責:アヒル(O)