39-93 45歳、男性。身長170cm、体重66.5kg、BMI23.0kg/m2。表は、1週間の 平均的な身体活動をまとめたものである。 「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」で推奨されている身体活動量(23メッツ・時/週)の達成に向けた取組に 関する記述である。

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39-93  45歳、男性。身長170cm、体重66.5kgBMI23.0kg/m2。表は、1週間の 平均的な身体活動をまとめたものである。

「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」で推奨されている身体活動量(23メッツ・時/週)の達成に向けた取組に 関する記述である。

最も適当なのはどれか。1つ選べ。

 

⑴ 達成しているため、追加すべき身体活動はない。

⑵ 立位での食事の支度(2.0メッツ)30分を、週7回追加する。

⑶ 犬の散歩(3.0メッツ)30分を、週4回追加する。

⑷ ランニング(6.0メッツ)15分を、週3回追加する。

⑸ 腕立て伏せ(8.0メッツ)6分を、週2回追加する。

 

 

厚生労働省. 『第39回管理栄養士国家試験の問題(午前の部)』(2025) .

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001428960.pdf, (2025年7月1日閲覧)

解答・解説を見る

犬を飼っているかわからないのに、犬の散歩を追加させる選択肢が答えなのは理解できない。応用力試験であれば不適切問題となっても良いと思う。
※応用栄養で「身体活動量の計算わかっていますか?」という問題なので仕方ない。
※アヒルは厚労省に電話して抗議しました。

「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」において、

成人(1864歳)の身体活動の基準は、

強度が3メッツ以上身体活動を23メッツ・時/週行う。」としている。

表より、対象者が

3メッツ以上の身体活動

1週間で合計何メッツ・時、行っているのか

これらを計算し、23メッツ・時の目標に対して

何メッツ不足しているかを計算する必要がある。

 

現在の身体活動量は下記のように計算できる。

3メッツ以上の身体活動

活動名 強度(メッツ) 時間 頻度 メッツ・時/
自転車(通勤) 4.0 15分 5回 4.0×0.25×5=5.0
スクワット 5.0 6分 4回 5.0×0.1×42.0
子どもの世話 3.0 30分 7回 3.0×0.5×7=10.5

対象者の3メッツ以上の身体活動量は合計 5.0+2.0+10.5=17.5メッツ・時/

目標の23メッツ・時/週に対して、5.5メッツ・時 不足していることが分かる。

 

⑴ 達成しているため、追加すべき身体活動はない

立位での食事の支度(2.0メッツ)30分を、週7回追加する。

身体活動が不足しているので(1) はありえない。

また、2メッツの活動(3メッツ未満の強度)は計算対象にならないため、(2)も誤りとわかる。

 

⑶ 犬の散歩(3.0メッツ)30分を、週4回追加する。

3.0 × 0.5 × 4 = 6.0 メッツ・時
と計算でき、5.5メッツ・時の不足分を達成できる

⑷ ランニング(6.0メッツ)15分を、週3回追加する。

6.0 × 0.25 × 3 = 4.5メッツ・時 となり目標未達

 

⑸ 腕立て伏せ(8.0メッツ)6分を、週2回追加する。

8.0 × 0.1 × 2 = 1.6メッツ・時 となり目標未達

 

犬は解せない。

 

文責:アヒル(O)


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