⑴ 血中プロゲステロン値
⑵ 血中エストロゲン値
更年期には卵巣の機能が失われつつあるため、
卵巣から分泌するホルモンの量は減少していく。
・卵巣の卵胞から分泌されるエストロゲン
・卵巣の黄体から分泌されるプロゲステロン
この2つのホルモンの分泌は減少する。
〇⑶ 血中LDLコレステロール値
正しい。
エストロゲンには血中LDLコレステロールを減らす働きがある。
更年期ではエストロゲン分泌量が減少するため、
血中LDLコレステロール値が上昇しやすく、脂質異常症のリスクが高くなる。
⑷ 血管内皮細胞での一酸化窒素の合成
エストロゲンは血管内皮細胞での一酸化窒素合成を促進する作用を持つ。
一酸化窒素には血管を拡張する作用など、動脈硬化を抑制する働きがあるが、
更年期によりエストロゲンが減少すると、
一酸化窒素合成は低下し、動脈硬化のリスクが高まる。
⑸ 骨密度
エストロゲンには骨吸収を抑制する働きがある。
更年期ではエストロゲン分泌量が減少するため、
骨吸収が骨形成を上回り、
骨密度は低下し、骨粗鬆症のリスクが高まる。
通常、骨吸収=骨形成のところ、
エストロゲンのブレーキが外れるので
骨吸収>骨形成となり骨粗鬆症のリスクが上がる。
文責:アヒル(O)