39-11 地球温暖化に伴い、流行地域の拡大が懸念されている感染症として、最も適当なのはどれか。

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39-11 地球温暖化に伴い、流行地域の拡大が懸念されている感染症として、最も適当なのはどれか。1つ選べ。

⑴ 麻疹

⑵ 風疹

⑶ ポリオ(急性灰白髄炎)

⑷ マラリア

⑸ B型肝炎

 

厚生労働省. 『第39回管理栄養士国家試験の問題(午前の部)』(2025) .

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001428960.pdf, (2025年3月29日閲覧)

解答・解説を見る

⑴ 麻疹

麻疹(はしか)は、麻疹ウイルスによる急性ウイルス感染症であり、主に接触感染飛沫感染空気感染によって拡大する。

感染拡大には予防接種率や人口の移動が考えられるが、地球温暖化との直接的な関連はない

 

⑵ 風疹

風疹も風疹ウイルスによる感染症で、(1)の麻疹と同様に、

接触感染飛沫感染によって広がる。

地球温暖化による影響ではなく主にワクチン接種率の変化が流行状況に影響を及ぼすと考えられる。

 

⑶ ポリオ(急性灰白髄炎)

ポリオウイルスによって引き起こされる急性灰白髄炎(ポリオ)は、主に経口感染によって広がる。

地球温暖化よりも、衛生環境ワクチン接種の有無流行に影響するので

地球温暖化による拡大とは関連が薄い

 

⑷ マラリア

正しい。マラリアは、マラリア原虫ハマダラカ(蚊)を媒介して感染する感染症である。

地球温暖化によって蚊の生息域が拡大し、これまで流行していなかった地域でも感染のリスクが高まると考えられる。

実際、温暖化の影響でマラリアの流行地域が高緯度地域や高地へと拡大する可能性が考えられている。

 

⑸ B型肝炎

B型肝炎は、B型肝炎ウイルス(HBV)による感染症である。

主に血液や体液を介して感染するので、地球温暖化による拡大とは関係ない

 

文責:アヒル


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