「吸収窒素量」を求める計算です。
「吸収窒素量」=「摂取窒素量」-「吸収されずに排泄された窒素量」であり、
窒素摂取量は10.0g/日と記載されているので
この問題は実質的に「吸収されずに排泄された窒素量」を正確に理解しているか?が問われています。
「吸収されずに排泄された窒素」とは、すなわち「消化管を素通りして糞便中に排泄された窒素」のことなので
問題文の「糞便中窒素量2.4g/日」を使えば良いと思いがちですが、ここで注意が必要です。
ヒトは食事からたんぱく質を摂取しなくても、糞便中に一定量の窒素が排泄される生き物です。
このとき排泄されるものとして「剥がれた腸内の細胞」や「消化酵素」、「腸内細菌」などを想像するといいと思います。
ここでは、問題文中の「無たんぱく質食摂取時の糞便中窒素量0.4g/日」がそれにあたり、
糞便中窒素量2.4gのうち0.4gはたんぱく質を食べていなくても排泄されていたことになります。
ゆえに、摂取したが、消化管を素通りして糞便中に排泄された窒素の量は
「糞便中窒素量2.4g/日」-「無たんぱく質食摂取時の糞便中窒素量0.4g/日」=2.0g/日 となります。
これを冒頭の計算式に当てはめると
「吸収窒素量」=「摂取窒素量10.0g/日」-「吸収されずに排泄された窒素量2.0g/日」=8.0g/日
したがって、
〇 (3) が正答になります。
文責:アヒル
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