(1) アセチルコリンは、〔
副交感神経節後線維 〕と消化管平滑筋の接合部で分泌される。
覚え方ですが、まずは節前はアセチルコリン統一で、
節後だけ下記の要領で覚えましょう。
・アセチルコリンは副交感神経関連
・ノルアドレナリンは交感神経関連
のざっくり2つで覚えましょう。そして例外として
「交感神経→汗腺」だけアセチルコリン(汗散るコリン)で覚えましょう。
細かい説明もありますが、まずは上記3種類を覚えましょう。
※今回の場合、「アセチルコリンは交感神経節後線維と消化管平滑筋の〜〜」とあるので
Step 1. 「アセチルコリンは副交感神経関連」に当てはまらない。
Step 2. じゃあ例外の「汗腺か?」確認すると、消化管なので、「汗散る」にも当てはまらない。
結論:誤りである! という感じで解きましょう。
〇(2) ドーパミンは、黒質の神経細胞で産生される。
正しい文章です。が、10年以上前に出た程度でかなり難しい選択肢だと思います。
※他の選択肢4つを消せるようになることの方が重要です。
(3) 副腎皮質刺激ホルモン
(ACTH)は、〔
下垂体前葉 〕から分泌される。
この問題は「下垂体後葉」=「オキシトシンとバソプレシン」だけ!!
「後ろのオバさん」だけ覚えていれば「誤り」と解ける問題です。
下垂体前葉からは「〜〜刺激ホルモン」「黄体形成ホルモン」「成長ホルモン」「プロラクチン」などが分泌されます。
まずは「〜〜刺激ホルモン」シリーズから覚えましょう。
(4) 卵胞刺激ホルモン
(FSH)は、〔
下垂体前葉 〕から分泌される。
(3)に続き、連続で登場しましたが、「〜〜刺激ホルモン」たちはすべて下垂体前葉です。
卵巣から分泌されるホルモンは「エストロゲン(卵胞ホルモン)」と「プロゲステロン(黄体ホルモン)」です。
(5)
アドレナリンは、〔 副腎髄質 〕から分泌される。
典型的な「副腎髄質」と「副腎皮質」の区別を聞いてくる問題です。
副腎は「肉まん」のような構造をしていて、
副腎皮質→肉まんの皮
副腎髄質→肉まんの中身(餡) に対応しています。
皮質からは「糖質コルチコイド」&「鉱質コルチコイド」、「アンドロゲン」などの「ステロイドホルモン」
髄質からは「アドレナリン」&「ノルアドレナリン」や「ドーパミン」などの
「カテコールアミン系」がそれぞれ分泌されます。
※【皮は捨てろ(ステロ)。放るもん(ホルモン)】で無理やり覚えました。放るもん=捨てるもの
文責:アヒル