38-161 給食の品質管理における品質の種類と評価方法・評価項目の組合せである。

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38-161 給食の品質管理における品質の種類と評価方法・評価項目の組合せである。最も適当なのはどれか。 1つ選べ。

 

(1) 設計品質      調理機器のレイアウト

(2) 設計品質      提供時の温度

(3) 適合(製造)品質    損益分岐点

(4) 適合(製造)品質    検食

(5) 総合品質      調理従事者の満足度

 

厚生労働省. 『第38回管理栄養士国家試験の問題(午後の部)』(2024) .

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001218343.pdf, (2024年7月22日閲覧)

 

解答・解説を見る

 

 

給食の品質管理には、

設計品質」、「適合(製造)品質」、「総合品質」があります。

設計適合は調理ので、ある程度、見極めることができます。

 

設計品質(計画段階で目指す品質)

→ニーズに沿った計画であるかを評価

※「調理前」の計画&設計段階の評価

 

適合(製造)品質(実際の提供時に目指す品質)

→実際に提供した食事を評価

※「調理後」の計画や設計通りに出来たか?の評価です。

 

総合品質

→利用者の満足度を評価

 設計品質適合(製造)品質の両方を高めることにより、

 総合品質を高めることができます。

 ※「しっかりと計画を立てて、しっかりと計画通り実施する=完璧」

 

 

(1) 調理機器のレイアウトからは給食の品質そのものを評価することができません。

設計品質は、食事作成前栄養・食事計画品質であり、

献立表作業指示書栄養価計算などが該当します。

 

(2) 適合(製造)品質      提供時の温度

適合(製造)品質は、実際に提供された食事自体の品質であり、

食事の味色彩盛り付けできあがり重量なども該当します。

 

(3) 損益分岐点からは給食の品質そのものを評価することができません。

 

(4) 適合(製造)品質     検食

正しい文章です。「計画通り正しく作られたか?」を確認するための

ひとつの項目として「検食」があります。

当たり前ですが「調理後」にしか検食はできないので適合(製造)品質です。

 

(5) 総合品質     利用者の満足度

 上記の解説の通りです。

 

 

類似問題

36-162(記事作成中)

34-165 給食の品質管理に関する記述である。

31-169 給食における品質管理に関する記述である。

25-183 提供した食事の品質評価に関する組合せである。

追試25-183 検食によって行うことができる食事の品質評価の観点である。

 

 

文責:アヒル(O)


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