食品構成とは、
給与栄養目標量で設定した栄養素の目標量が充足するように、
一定期間の1人1日当たりの食事の中で
各食品群をどれくらい使うかを示したものである。
献立作成をする上で食品の偏りを防いだり、栄養価計算の負担を減らしたりする目的で作成される。
(例)給与栄養目標量(設定された栄養量)
エネルギー2,200kcal、たんぱく質60g、脂質55g、炭水化物300g、・・・
↓
食品構成表(設定された栄養量を満たすための平均使用量)
穀類270g、魚介類50g、豆類45g、肉類60g、緑黄色野菜100g、果物類80g・・・
これをふまえて選択肢を見てみましょう。
この問題は正文に直すというよりは「本質的な意味」を理解するようにしましょう。
(余白などにしっかりと書き込むといいですね。)
(1) 食品構成表には、食材の使用頻度は記載されない。
一定期間の使用量なので「月に10回使う」などの頻度は記載されません。
(2) 実施献立は献立実施後に材料や量の修正を加えて、実際に提供した献立を記録する帳票である。
1日の食品使用量を集計する帳票として使用食材日計表などがある。
〇(3) 一定期間における 1人1日当たりの提供量の目安を、食品群別に示したものである。
正しい文章です。繰り返しますが、食品構成表は
「給与栄養目標量で設定した栄養素の目標量が充足するように、
一定期間の1人1日当たりの食事の中で各食品群をどれくらい使うかを示したもの」です。
(4) 100g当たりのエネルギー及び栄養素の量を、食品群別に示したものは〔 食品群別荷重平均成分表 〕である。
その施設での食品の使用比率を考慮した食品群別荷重平均成分表を用いて、
食品構成表の作成を行う。
(5) 利用者の食形態の基準を示したものではない。
食形態とは、食品の柔らかさや形状の違いを表すものなので
「どの食品群を?」「1人1日あたりどのくらい使う?」には該当しません。
類似問題
35-161 食品構成表に関する記述である。
文責:アヒル(O)