⑴ 菓子を 1 か月間控えることができた時のご褒美を考えるように勧める。
これはオペラント強化である。
オペラント強化とは、ほめるなどの強化子を用いて望ましい行動を増やす方法である。
⑵ 同僚からの菓子の差し入れを断る練習をするように勧める。
これは、ソーシャルスキルトレーニングである。
ソーシャルスキルトレーニングでは、実際に人とかかわる場面を想定して望ましい行動の練習を行う。
〇 ⑶ 夕食後に菓子を食べたくなったら、シャワーを浴びるように勧める。
これは、反応妨害・拮抗で正しい。
⑷ 菓子を買いたくなった時は、栄養成分表示を見るように勧める。
これはおそらく行動置換にあたる。
行動置換とは、「お菓子を食べたくなったら歯を磨く」、「お菓子を食べたくなったら、散歩に出かける」など、問題となっている行動を別の行動に置き換えること。
もしくは、栄養成分表示を見ることによってエネルギー量が多いことなどを確認してお菓子を我慢するのであれば、刺激統制ともいえる。
⑸ 菓子を食べ過ぎたら、翌日はやめようと考えればよいと勧める。
これは、認知再構成法にあたる。
「食べ過ぎても、翌日やめておけば大丈夫だ」という風に、行動に対する認知を構築しなおすものである。
似た問題:34-101 肥満を改善するための支援内容と行動変容技法の組合せである。