(1)口腔がん術後
(2)食道がんによる通過障害
(3)胃食道逆流症
〇(4)下部消化管完全閉塞
(5)脳卒中後の意識障害
経腸栄養補給法の禁忌
■治療効果が期待できない場合
①癌などによる下部消化管完全閉塞
②麻痺性イレウス
③難治性下痢症、急性腸炎などによる激しい下痢
④炎症性腸疾患急性増悪例
⑤下部消化管出血
⑥消化管外瘻(排液量が多い)
⑦重症急性膵炎
⑧ショック、多臓器不全など
■ほとんど治療効果が期待できない場合
①癌化学療法による腸管障害が強いとき
②早期に経口摂食が可能なとき
③急性胃腸炎
④癌末期などの予後不良例
⑤短腸症候群(残存小腸30cm以下)
編著/城谷典保:経静脈・経腸栄養のすべて、メディカルフレンド社 2001:p11-15(表3より作成)