(1) 尿中3-メチルヒスチジン
尿中3-メチルヒスチジンは、筋肉量を反映する。甲状腺機能低下症や低栄養で低値となり、甲状腺機能亢進症や糖尿病等で高値となる。
(2) 血中ヘモグロビンA1C
ヘモグロビンA1cは、1~2か月前の平均的な血糖値を反映する。耐糖能異常の指標となる。
〇(3) クレアチニンクリアランス - 腎機能異常
クレアチンクリアランスは、腎糸球体の濾過能を反映する指標である。腎障害により値は低下する。
(4) 血清ケトン体
血清ケトン体は、通常は陰性(-)となるが、糖尿病や栄養不足などにより陽性(+)となる。
(5) 血清レチノール結合たんぱく質
血清レチノール結合たんぱく質は、タンパク質栄養状態を反映する。半減期の短い血清タンパク質で、重要な栄養指標であるRTP(rapid turnover protein)の一つである。
RTPには、血清レチノール結合タンパク質以外に、トランスサイレチン(プレアルブミン)、トランスフェリンがある。