39-47 精白米の第一制限アミノ酸は、塩基性であり、アミノカルボニル反応が生じやすい。このアミノ酸の構造式として、最も適当なのはどれか。

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39-47 精白米の第一制限アミノ酸は、塩基性であり、アミノカルボニル反応が生じやすい。このアミノ酸の構造式として、最も適当なのはどれか。1つ選べ。

 

厚生労働省. 『第39回管理栄養士国家試験の問題(午前の部)』(2025) .

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001428960.pdf, (2025年4月8日閲覧)

解答・解説を見る

 

この問題は構造式を見極めるよりも先に下記の2点をしっかり覚えておいて欲しい。

・精白米の第一制限アミノ酸リシン

精白米に限らずほとんどの植物性食品第一制限アミノ酸リシンである。

塩基性アミノ酸

アミノ基(–NH2)2つ以上持つアミノ酸を指す

反対に、酸性アミノ酸カルボキシ基(–COOH)を2つ以上もつアミノ酸

※塩基性アミノ酸のヒスチジンは(NH)を含む五角形が特徴の塩基性アミノ酸
※※グルタミンとアスパラギンはCOOHNH2が結合した(–CONH2)を持っていて
実質、アミノ基(–NH2)もカルボキシ基(–COOH)もあるので中和して「中性」くらいに覚える。

 

上記の二点、特に塩基性アミノ酸の特徴をおさえていれば

この問題は解くことができた。

塩基性アミノ酸

アミノ基(–NH2)2つ以上持つアミノ酸

なので、選択肢中のアミノ基(–NH2)2つ以上持つ構造を選択すればいい。

幸いにも選択肢の中に、アミノ基を複数持つものは(3)しかない。

(1), (2), (4), (5)

 

完全に余談だが構造式の問題は
36回(4), 37回(3), 38回(3), 39回(3)と(3)に正答が偏っている。
上記のような解くための鍵が何も思い浮かばず
構造式の問題を割り切って捨てるのであれば
(3)を選ぶことすすめる(責任は持たない)

 

文責:アヒル


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