39-139 食料需給表から算出された、わが国の食料自給率のうち、米、野菜、果実、鶏卵の品目別自給率(重量ベース)の年次推移である(図)。鶏卵については、飼料自給率を考慮した値である。図のa~dに該当する食品の組合せとして、最も適当なのはどれか。

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39-139 食料需給表から算出された、わが国の食料自給率のうち、米、野菜、果実、鶏卵の品目別自給率(重量ベース)の年次推移である()。鶏卵については、飼料自給率を考慮した値である。図のa~dに該当する食品の組合せとして、最も適当なのはどれか。1つ選べ。

a               b               c                d

⑴ 鶏卵                       果実             野菜 

⑵ 鶏卵                       野菜            果実 

⑶ 米            鶏卵            野菜            果実 

⑷ 米            果実            野菜            鶏卵 

⑸ 米            野菜            果実            鶏卵 

 

 

厚生労働省. 『第39回管理栄養士国家試験の問題(午後の部)』(2025) .

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001428961.pdf, (2025年7月28日閲覧)

解答・解説を見る

素晴らしいひっかけ問題。

37回の過去問をしっかりと解いていた人ほど間違ったor解答がなく悩んだかもしれない。

ここでは、問題文の「鶏卵については、飼料自給率を考慮した値である」が非常にネックとなる。

飼料自給率とは、例えばここではニワトリの餌の自給率も考慮するもので、

「日本が全ての輸入を止めた場合」を考えると、ニワトリの餌となる、トウモロコシなども不足する。

そのため、全ての輸入を止めると実質的に鶏卵を自給することができなくなってしまう

トウモロコシの自給率が低いことはわかると思うので

そこから「aが鶏卵である」と判断できるかどうか?がネックとなる問題である。

 

しかしながら、下記をベースに考えると

37回に同様に出題されている米と野菜だけで解くことができる問題でもある。

 

a自給率がほぼ100%で張り付いており、であるとわかる。

bは1965年には100%であったが、直近20〜30年で80%程度に低下してきている。

これは野菜である。

ここまでわかっていれば選択肢は(5)しか残らない。

 

ちなみにc果物で、1980年以降、さまざまな果物の輸入解禁により国内の自給率は低下した。

 

(5)

(1)〜(4)

文責:アヒル


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