(1) 骨の主な有機質成分は、〔
コラーゲン 〕である。
そのほかに有機質の成分としてオステオカルシンなどがある。
ちなみに無機質の成分は「リン酸カルシウム(ハイドロキシアパタイトとも呼ばれる)」です。
選択肢中のケラチンは皮膚や爪、髪の成分である。
(2) 骨吸収は、〔
破骨細胞 〕によって行われる。
骨吸収と骨形成の違いは必ず覚えておきましょう。
どちらも骨が強くなりそうですが
「骨形成」=「骨を作る」
「骨吸収」=「骨を削る」です。
骨を削る、破壊するときにはたらくのは「破骨細胞」です。
〇(3) 関節液は、ヒアルロン酸を含む。
正しい文章です。骨と骨が連絡する関節で
「潤滑油」のような働きをするのが関節液です。
高齢になるとこの関節液が減少し、関節痛が見られることがあります。
※ヒアルロン酸注射などを行うこともあります。
(4) 骨格筋のうち、〔
遅筋は速筋に比べて 〕ミオグロビンを多く含む。
ミオグロビン→〜〜グロビンなので含めば含むほど身は赤い
(赤血球のヘモグロビンと一緒に覚えると良い)
赤身の魚はカツオやマグロなど遠泳が得意=長距離型=遅筋
白身の魚はヒラメやカレイなど普段は海底にじっとしていて、
襲われそうな時だけ速攻で逃げる=短距離スプリント型=速筋
(5) 筋原線維の主な構成成分は、〔
アクチンと
ミオシン 〕である。
ちなみに動く方が「アクチン」、支える方が「ミオシン」
「アクチンは動く、ミオシンは太い」は最低限覚えるポイント。
・動く(アクション:Action)からActin
・ミオシンはアクチンが自由に動くのを支える方なので「太い」
文責:アヒル