38-32 神経系の構造と機能に関する記述である。

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38-32 神経系の構造と機能に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

⑴ 飲水中枢は、視床にある。

⑵ 橋は、中脳と延髄の間にある。

⑶ 錐体路の神経線維の多くは、胸髄で交叉する。

⑷ 顔面神経は、舌の運動を支配する。

⑸ 交感神経の興奮は、瞳孔を縮小させる。

 

厚生労働省. 『第38回管理栄養士国家試験の問題(午前の部)』(2024) .

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001218343.pdf, (2024年7月22日閲覧)

 

解答・解説を見る

 

(1) 飲水中枢は、〔 視床下部 〕にある。

摂食や飲水、体温調節、性行動など生物の本能的なものは「視床下部」に多い

 

⑵ 橋は、中脳と延髄の間にある。

正しい文章です。中脳と延髄の間にあり、

三叉神経、顔面神経などがここを通っています。

また呼吸の調節にも一部関与しています。

 

(3) 錐体路の神経線維の多くは、〔 延髄 〕で交叉する。

大脳からの運動の指令を筋肉に伝えるルートとして「錐体路」と「錐体外路」があります。

錐体路」は随意的な骨格筋の運動指令を伝達するルート

錐体外路」は無意識に骨格筋を動かすような指令を伝達するルートとして利用されます。

パーキンソン病では「安静時振戦」や「姿勢反射障害」といった「錐体外路症状」が現れます。

いずれも無意識下の運動や姿勢の保持など「錐体外路」っぽさがわかると思います。

 

 

(4) 顔面神経は、〔 (の前2/3程度)での味覚感知 〕を支配する。

顔面神経舌の前2/3での味覚感知表情筋の運動などに関与します。

選択肢中の舌の運動は「舌下神経」が担っています。

 

 

(5) 交感神経の興奮は、瞳孔を〔 散大 〕させる。

交感神経は「闘争」と「逃走」に関与するものです。

「ライオンから逃げるとき」を想像してみましょう。詳しくはShort動画まで!

 

 

 

文責:アヒル


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