正しいのは、(4)ビタミン B1である。
「避難所における食事提供の計画・評価のために当面の目標とする栄養の参照量」 に示されている栄養素は、エネルギー、たんぱく質、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンCである¹。
避難所における食事提供の計画・評価のために当面目標とする栄養の参照量(厚生労働省)¹
(1歳以上、1人1日当たり)
エネルギー |
2000kcal |
たんぱく質 |
55g |
ビタミンB1 |
1.1mg |
ビタミンB2 |
1.2mg |
ビタミンC |
100mg |
(1) ビタミン A
ビタミンAのうち、特にレチノールは視物質であるロドプシンの構成要素として視覚作用に重要な役割を果たす。欠乏すると、夜盲症を引き起こす。
(2) ビタミン D
ビタミンDは、カルシウムの吸収を調節し、骨の健康を維持するうえで重要なビタミンである。欠乏すると、小児ではくる病、成人では骨軟化症を発症する。
(3) ビタミン E
〇(4) ビタミン B1
ビタミンB1の摂取は、特に糖質からのエネルギー産生を行う上で重要である。欠乏をすると、脚気やウェルニッケ‐コルサコフ症候群などの神経障害を引き起こす。
(5) ビタミン B6
ビタミンB6化合物の一つであるピリドキサール5’リン酸は、アミノ酸代謝や糖代謝に必要な酵素の補酵素として重要な役割を果たす。
1 独立行政法人 国立健康・栄養研究所 : 「避難所における食事提供の計画・評価ために当面目標とする栄養の参照量」に対応した食品構成例 (nibiohn.go.jp)