ホーム » 投稿 » 35-196,197,198 K 町に勤務する管理栄養士である。豪雨により K 町の 4 分の 1 が浸水し、道路の一部が寸断され、住民約 100 名が公民館民館に避難している。

35-196,197,198 K 町に勤務する管理栄養士である。豪雨により K 町の 4 分の 1 が浸水し、道路の一部が寸断され、住民約 100 名が公民館民館に避難している。

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35-196,197,198 次の文を読み「196」、「197」、「198」に答えよ。

K 町に勤務する管理栄養士である。豪雨により K 町の 4 分の 1 が浸水し、道路の一部が寸断され、住民約 100 名が公民館民館に避難している。この避難所の栄養管理を担当することとなった。公民館には、小さな家庭用のシンクが 2 か所、プロパンガスの家庭用コンロが 2 つ設置されている。

35-196 避難所開設当日、避難所にかけつけた管理栄養士が、避難住民から最初に聞き取る項目である。最も適切なのはどれか。 1 つ選べ。

⑴ 避難当日に食べた食事内容

⑵ 食事の要配慮事項

⑶ 食物の嗜好

⑷ 日常の朝食摂取状況

 

35-197 避難所開設 3 日目、水道・電気は使用できないが、給水車により水の供給があり、プロパンガスは使用可能であることが確認された。 4 日目には、多様な食品の支援物資が届き、水と食品の保管場所を決定した。管理栄養士が行うべきこととして、最も適切なのはどれか。 1 つ選べ。

⑴ 支援物資の使用計画表の作成

⑵ 避難者個々の必要栄養量の算出

⑶ 避難者の体重計測

⑷ 大量調理器具の調達

 

35-198 避難所開設 5 日目、避難住民のうち、義歯の状態が悪く咀嚼機能が低下している住民 10 名に提供する昼食の献立である。昼食には缶入りお茶を配布している。最も適切なのはどれか。 1 つ選べ。

⑴ アルファ化米、イワシの味付け缶、きゅうりとプチトマト

⑵ アルファ化米、牛すき焼き缶、きんぴらごぼう缶

⑶ レトルト粥、サバの味噌煮缶、レトルトさつま芋レモン煮

⑷ レトルト粥、焼き鳥缶、ホールコーン缶とドレッシングパック

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35-196,197,198 次の文を読み「196」、「197」、「198」に答えよ。

K 町に勤務する管理栄養士である。豪雨により K 町の 4 分の 1 が浸水し、道路の一部が寸断され、住民約 100 名が公民館民館に避難している。この避難所の栄養管理を担当することとなった。公民館には、小さな家庭用のシンクが 2 か所、プロパンガスの家庭用コンロが 2 つ設置されている。

35-196 避難所開設当日、避難所にかけつけた管理栄養士が、避難住民から最初に聞き取る項目である。最も適切なのはどれか。 1 つ選べ。

まずは、現状を把握するため、食事調査を行うとともに、食事の要配慮事項を確認する。

⑴ 避難当日に食べた食事内容

⑵ 食事の要配慮事項

食事の要配慮事項とは、食物アレルギーの有無や、宗教上の食事制限、摂食・嚥下困難の有無、義歯の有無、慢性疾患による食事制限、離乳食、妊娠の有無、経腸栄養の有無などである。

⑶ 食物の嗜好…災害時では、食物の嗜好まで考慮することがむずかしい。他の事項とくらべて優先順位はかなり低い。

⑷ 日常の朝食摂取状況…必要な食数を把握するために参考となる情報であるが、最優先事項ではないため誤り。

 

35-197 避難所開設 3 日目、水道・電気は使用できないが、給水車により水の供給があり、プロパンガスは使用可能であることが確認された。 4 日目には、多様な食品の支援物資が届き、水と食品の保管場所を決定した。管理栄養士が行うべきこととして、最も適切なのはどれか。 1 つ選べ。

⑴ 支援物資の使用計画表の作成

まずは届いた多様な食品の支援物資をどのように使用していくかを計画し、必要なエネルギー量および栄養素摂取量の確保を目指す。

⑵ 避難者個々の必要栄養量の算出は、手間と時間のかかる作業であり、まずは要配慮者の必要栄養量の算出のほうが優先される。

⑶ 避難者の体重計測…栄養状態の評価に必要である。しかし、4日目で行うこととしては不適切。

⑷ 大量調理器具の調達…プロパンガスしか使用できない状況では不適切である。

 

35-198 避難所開設 5 日目、避難住民のうち、義歯の状態が悪く咀嚼機能が低下している住民 10 名に提供する昼食の献立である。昼食には缶入りお茶を配布している。最も適切なのはどれか。 1 つ選べ。

⑴ アルファ化米、イワシの味付け缶、きゅうりとプチトマト

→ きゅうり、プチトマトは咀嚼機能が低下している者には向かない。特に、薄切りしたきゅうりは口腔内に張り付きやすいため注意。

プチトマトは、湯向きをしたり、切れ目を入れるなどの工夫も可能であるが、やや手間がかかる。

⑵ アルファ化米、牛すき焼き缶、きんぴらごぼう缶

→ きんぴらごぼうは、咀嚼機能が低下している者には向かない。ミキサーにかけたりするなどの工夫が必要。

⑶ レトルト粥、サバの味噌煮缶、レトルトさつま芋レモン煮

⑷ レトルト粥、焼き鳥缶、ホールコーン缶とドレッシングパック

→ コーンは咀嚼機能が低下している者にはやや不向きである。

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