39-75 たんぱく質・アミノ酸の体内代謝に関する記述である。

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39-75 たんぱく質・アミノ酸の体内代謝に関する記述である。最も適当なのはどれか1つ選べ。

⑴ たんぱく質の摂取量が不足すると、窒素出納が正になる。

⑵ たんぱく質の摂取量が不足すると、ビタミンB6の必要量が増加する。

⑶ たんぱく質の摂取量が増加すると、尿中尿素量が減少する。

⑷ たんぱく質を過剰に摂取すると、アミノ酸の異化が抑制される。

⑸ エネルギー摂取量が不足すると、たんぱく質の必要量が増加する。

厚生労働省. 『第39回管理栄養士国家試験の問題(午前の部)』(2025) .

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001428960.pdf, (2025年4月2日閲覧)

解答・解説を見る

⑴ たんぱく質の摂取量が不足すると、窒素出納が〔 負になる 〕。

窒素出納 = 窒素摂取量 - 窒素排泄量(損失量)で計算される。

よって、たんぱく質の摂取量が不足すれば、

体内で消費したものや皮膚粘膜の脱落などによる排泄&損失ばかりになるので

窒素出納は負になる。

※極端な話、摂取量0gと考えると、消化酵素や腸粘膜を排泄するだけで必ず負になるとわかる。

 

⑵ たんぱく質の摂取量が不足すると、ビタミンB6の必要量が〔 減少する 〕。

糖質はB1, 脂質はB2, たんぱく質はB6 

   それぞれの栄養素を多く摂ると対応するビタミンB群が多く必要!!

は必ず抑える。それをふまえれば、

たんぱく質の摂取量が不足すると、ビタミンB6の必要量は減少する」とわかる。

※上記の大文字は、糖質・脂質・たんぱく質の代謝でも、水溶性ビタミンの代謝でも出題されうる。

またB1やB6は代謝経路のどこで使われるか?という目線で、人体の範囲(生化学)にも出題されうる。

つまり毎年4~6問分程度は「選択肢として登場する可能性のある知識」ということになる。

 

⑶ たんぱく質の摂取量が増加すると、尿中尿素量が〔 増加する 〕。

⑷ たんぱく質を過剰に摂取すると、アミノ酸の異化が〔 亢進する 〕。

たんぱく質をたくさん摂取すると、体内では、古いたんぱく質をたくさん分解し、新しいたんぱく質をたくさん合成しようとする。
※新しい材料が入ってきたので、新調しようとする。

その結果、アミノ酸の分解で生じる尿素は増加する

また、「異化」とは、栄養素をバラバラに分解するという意味で(3)と同様にたんぱく質を多く摂ればその分、分解も進むので

異化は亢進する」となる。(厳密には違うがこのように覚えておけばある程度問題ない)

 

⑸ エネルギー摂取量が不足すると、たんぱく質の必要量が増加する。

正しい。エネルギー不足時には

たんぱく質(筋肉など)を異化(分解)してエネルギー源として利用するため、たんぱく質の必要量が増える

アラニンからグルコースを作るなどの糖新生が亢進している。

※まぁそもそも、エネルギー摂取量が不足しているなら、
「たんぱく質でもいいから摂取してくれ!!」となるに決まっている。

 

文責:アヒル


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