36-111に同様の問題が出題されている。
⑴ 患者が治療に積極的に参加する。 〔 アドヒアランス 〕
⑸ 患者が医師の指示に従い治療を受ける。
〔 コンプライアンス 〕
アドヒアランスとコンプライアンスは
どちらも「患者が真面目に治療を受ける」点では同じなので
一見すると区別がつきづらいので注意が必要である。
区別するポイントとして
コンプライアンス:医師→患者への一方通行のやりとり(患者は受動的)
アドヒアランス:医師←→患者の双方向でのやり取り(患者が能動的) である。
以前はコンプライアンスが基本的な考え方であったが最近は「患者の積極的な参加(アドヒアランス)」に特に重点が置かれている。
ちなみに選択肢の
クリニカルパスは、特定の疾患における標準的な治療の流れや内容をスケジュール表のように示したもの。
ノーマリゼーションは、障害の有無に関わらず、社会で等しく共生できることを目指すもの。
⑵ 栄養食事指導前に患者の氏名を確認する。 〔 患者確認, 本人確認 〕
患者確認や本人確認と直すくらいにしか適切な単語が思い浮かばない。
かなり広い目で見れば、リスクマネジメント?かもしれないが、
少なくとも選択肢の「守秘義務」ではないことは確かであり誤りとわかる。
⑶ 患者の低栄養の重症度を判定する。 〔 アセスメント 〕
低栄養の重症度判定なので「評価:アセスメント」である。
リスク者を探す段階のふるい分けであればスクリーニングになる。
〇⑷ 栄養介入の内容を患者に説明し、同意を得る。 インフォームド・コンセント
正しい。「説明と同意」の一言ですむぐらい頻出の用語である。
文責:アヒル