38-69 レプチンに関する記述である。

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38-69 レプチンに関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

⑴ 主に線維芽細胞から分泌される。

⑵ 肥満者では、血中濃度が低下している。

⑶ エネルギー消費を抑制する。

⑷ 摂食を促進する。

⑸ 体脂肪率が上昇すると、レプチン抵抗性が増大する。

厚生労働省. 『第38回管理栄養士国家試験の問題(午前の部)』(2024) . https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001218343.pdf, (2024年7月9日閲覧)

 

解答・解説を見る

レプチンの「プ」は、まんぷくの「ぷ」です。満腹のときを想像して考えましょう。

(1) レプチンは主に脂肪細胞 〕から分泌されます。
満腹になると体内の脂肪が増え、脂肪細胞から分泌されるレプチンも増えます。

 

(2) 肥満者では血中濃度が増加 〕しています。
レプチンは脂肪細胞から分泌されるので、脂肪細胞が多い(大きい)肥満者は血中レプチン濃度が増加します。

 

(3) レプチン分泌時、エネルギー消費量は〔 増加 〕します。
レプチンが分泌されているとき=満腹のとき=エネルギー消費の亢進   となります。
イメージしづらい場合は「空腹のとき=エネルギー消費を抑制して餓死を防ぐ」を想像して
「満腹は空腹の真逆」と考えるとわかりやすいと思います。

 

(4) レプチンによって、摂食は〔 抑制 〕されます。
レプチンは「満腹」のときに分泌されるので、摂食は「抑制」されます。
→選択肢のように促進されてしまうと、「食べれば食べるほど摂食したくなる」というおかしなことになってしまいます。

 

(5) 血中レプチン濃度が高い状態が続くと〔 レプチン抵抗性 〕が増大します。
血糖値とインスリンの関係と同じです。
例) 血糖値が高い状態が続くと、慢性的にインスリンが出て〔 インスリン抵抗性 〕が増大する。

 

 

動画での解説はコチラ

文責:アヒル


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