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31-14 特定保健指導対象者の選定・階層化に用いられる項目である。

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31-14 特定保健指導対象者の選定・階層化に用いられる項目である。正しいのはどれか。2つ選べ。

(1)LDL-コレステロール
(2)尿糖
(3)喫煙習慣
(4)血清クレアチニン
(5)BMI

解答・解説を見る

階層化に用いられる項目には、腹囲、BMIと、追加リスクの項目として血糖(空腹時血糖、HbA1c)、脂質(中性脂肪、HDL-コレステロール)、血圧(収縮期血圧:130mmHg以上、拡張期血圧:85mmHg以上)、喫煙歴などがある。

追加リスクの数によって「情報提供」、「動機づけ支援」、「積極的支援」に分けられる。


特定保健指導の階層化のステップ

<ステップ1>

①腹囲 男性85cm以上・女性90cm以上 →(1)

↓腹囲がこれに該当しなければ↓

②BMI 25以上 →(2)

①、②どちらも該当しなければ、保健指導の対象外(情報提供のみ)

<ステップ2:追加リスク>

★血糖(空腹時血糖100mg/dl以上 or HbA1c5.6%以上 or 薬剤治療中)
★脂質(中性脂肪150mg/dl以上または or HDL-コレステロール or 薬剤治療中)
★血圧(収縮期血圧:130mmHg以上 or 拡張期血圧:85mmHg以上 or 薬剤治療中)

★喫煙:あり(上記の3項目のうち1つ以上該当する場合にカウントする。)

ステップ1で(1)の人→追加リスク2個以上で積極的支援、1個で動機づけ支援、0個で情報提供
ステップ1で(2)の人→追加リスク3個以上で積極的支援、1~2個で動機づけ支援、0個で情報提供

<注意点>

※65~74歳の人は、階層化によって「積極的支援」となっても「動機づけ支援」となる。


(1)中性脂肪とHDLコレステロールが用いられる。

<リスク追加の基準>
HDLコレステロール:40mg/dl未満
中性脂肪(TG):150mg/dl以上

(2)尿糖ではなく血糖が用いられる。

<リスク追加の基準>
空腹時血糖:100mg/dl以上
HbA1c:5.6%以上(NGSP値)

(3)喫煙習慣ありで、リスクとして追加される。

(4)血清クレアチニンは、主に腎機能及び糸球体濾過能を反映する指標であるが、特定保健指導の階層化の項目には含まれない。

(5)BMI

 男女ともにBMI25以上で判定

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