コンテンツへスキップ

21-162 ある地域における栄養疫学研究に関する記述である。

スポンサーリンク


21-162 ある地域における栄養疫学研究に関する記述である。[ ]に入る正しいものの組合せはどれか。

 研究スタート時点で健康な者の集団を対象に、野菜摂取量を調査し、その後10年間の大腸がんの発生数を調べた。研究終了後、1日当たりの野菜摂取量によって全体を5グループに分け、グループごとの大腸がんの発生率を比較した。この研究手法は、[ a ] または、[ b ] と呼ばれている。結果説明に際し、野菜摂取量が最も少ないグループの発生率を1.0とする[ c ] を各グループごとに算出し、野菜摂取量と大腸がん発生との関係を分かりやすく示した。

(1) a:症例対照研究   b:時系列研究  c:相対危険

(2) a:症例対照研究   b:追跡研究   c:オッズ比

(3) a:コホート研究   b:追跡研究   c:相対危険

(4) a:コホート研究   b:時系列研究  c:オッズ比

(5) a:時系列研究    b:追跡研究   c:オッズ比

解答・解説を見る

(3) a:コホート研究   b:追跡研究   c:相対危険

 研究スタート時点で健康な者の集団を対象に、野菜摂取量を調査し、その後10年間の大腸がんの発生数を調べた。研究終了後、1日当たりの野菜摂取量によって全体を5グループに分け、グループごとの大腸がんの発生率を比較した。この研究手法は、[ コホート研究 ] または、[ 追跡研究 ] と呼ばれている。結果説明に際し、野菜摂取量が最も少ないグループの発生率を1.0とする[ 相対危険 ] を各グループごとに算出し、野菜摂取量と大腸がん発生との関係を分かりやすく示した。

  • コホート研究…曝露群と非曝露群の2つの集団を設定し、対象を一定期間追跡する研究手法。
  • 相対危険…曝露群と非曝露群における、ある事象(疾病)の発生する確率が何倍になるかを表す。「曝露群のリスク÷非曝露群のリスク=相対危険」

スポンサーリンク


関連記事