追試25-138 インスリンの作用である。

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追試25-138 インスリンの作用である。正しいのはどれか。

(1) 肝臓での糖新生促進

(2) 脂肪組織での脂肪合成促進

(3) 筋肉でのたんぱく質酸化促進

(4) 肝臓でのケトン体生成促進

(5) 筋肉でのグリコーゲン酸化促進

解答・解説を見る

 

インスリンは膵臓のβ細胞で産生され、体の細胞に血中グルコースを取り込ませて血糖値を下げる。そのため、各細胞内では糖の消費や貯蔵が亢進する。

 

(1) 肝臓での糖新生抑制

インスリンは糖の消費活動を亢進するため、解糖系を促進し、糖新生を抑制する。肝臓では解糖系と、グリコーゲンや中性脂肪の合成が亢進する。

(2) インスリンは糖の貯蔵を亢進するため、脂肪細胞は糖を中性脂肪に変換して貯蔵する。

(3) 筋肉でのたんぱく質合成促進

筋肉ではタンパク質合成を促進し、エネルギーを消費する。

(4) 肝臓でのケトン体生成抑制

糖が不足すると、肝臓では脂肪が分解されてケトン体が生じ、糖に代わるエネルギー源として使われる。インスリン分泌時は血糖値が高く、糖が豊富なので、ケトン体産生は抑制される。

(5) 筋肉でのグリコーゲン合成促進

インスリンは糖の貯蔵を亢進するため、筋肉ではグリコーゲンの合成が促進する。


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