アポトーシスとネクロ―シス

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管理栄養士国家試験において、重要なのはアポトーシスとネクロ―シスの違いを理解しておくことです。

過去の傾向から、特に以下の事を覚えておけば国家試験対策としてはほぼ十分です。

 アポトーシス=自殺

 プログラムされた細胞死で、通常は炎症などを伴うことはありません。

 ネクローシス=壊死

 ネクロ―シスは、細胞が障害されたり、酸素の供給が欠乏することなどにより起こる死です。

炎症を伴うことがあります。

例えば、心筋梗塞などでは、心臓への酸素の供給不足などで心筋の壊死がみられますが、これはネクロ―シスといえます。


過去では、第29回と第23回で出題されています。

23-32 細胞の変性と死に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
a 変性した細胞の機能は、回復することがない。
b クワシオルコル(kwashiorkor)では、肝細胞の脂肪変性をきたす。
c 心筋梗塞では、心筋の凝固壊死がみられる。
d ネクローシスは、プログラムされた細胞死である。→プログラムされた細胞死はアポトーシスなのですぐに誤りと分かりますね!

(1) ab (2) ac (3) ad (4) bc (5) cd

29-30 細胞・組織にみられる変化に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
1)急性細菌感染の浸潤細胞は、主にリンパ球である。
2)急性炎症では、血管の透過性は低下する。
3)アミロイド変性は、脂肪変性の1つである。
4)アポトーシスは、プログラムされた細胞死である。→その通りです〇
5)過形成は、組織を構成する細胞の容積が増大する。

 

アポトーシス、ネクロ―シスの出題頻度は稀ですが、簡単な違いだけでもぜひ覚えておいてください♪


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