⑴ 空腹感は、出生後の食経験によって〔 形成されない 〕。
空腹感は、視床下部の摂食中枢を含む先天的かつ、生理的なメカニズムによって制御されている。
そのため、食経験は関係しない。※食経験によって、空腹を感じない身体になることはあり得ないので誤りとわかる。
⑵ 脂肪細胞におけるトリグリセリド分解が亢進すると、〔 空腹感が生じる 〕。
脂肪細胞におけるトリグリセリドの分解が亢進するのは、
空腹で血糖値が下がり、エネルギー源として脂肪酸を利用しようとしているときである。
よって、脂肪細胞におけるトリグリセリド分解が亢進すると、空腹感が生じる。
もっと、身近な話をすると「脂肪が分解されるとき=痩せるとき」なので
痩せるのは満腹感を感じるとき?空腹感を感じるとき?と考え、誤りであると導ける。
〇⑶ 満腹中枢は、動脈と静脈の血中グルコース濃度の差が大きいと刺激される。
正しい。動脈(多)と静脈(少)の血中グルコース濃度の差が大きくなるのは食後である。
そのため、満腹中枢は「動脈と静脈の血中グルコース濃度の差」を感知し満腹感を生じさせ、摂食抑制に働く。
※わかりづらければ、丸暗記でも良い。ただし、他の選択肢は頻出and/or当たり前なのでしっかり消せるようになって欲しい。
そもそも血糖値200mg/dLと100mg/dLのように差が生まれるのは満腹時しかあり得ない。
空腹で血糖値が極端に低いときを考えると、
動脈と静脈のグルコース濃度は「どちらも低い!」のでほとんど差は無いはずである。
※血糖値0mg/dLなら動脈も静脈も0mg/dLのはず。
類似問題29-77(3)、
⑷ レプチンは、〔 脂肪組織から分泌 〕。
レプチンは脂肪組織から分泌される。
レプチンのプは、まんぷくのぷで、満腹時に分泌されるホルモンである。
満腹のとき=太るときなので、
満腹になればなるほど脂肪細胞が大きくなり、レプチン分泌量が増大する。
レプチン分泌量の増大に伴って「食欲は抑制」される。
⑸ グレリンは、食欲を〔 促進 〕する。
グレリンのグは「お腹がグゥ〜」のグである。つまり、空腹時に分泌されるホルモンである。
空腹時に分泌されるホルモンが食欲を抑制するわけはない。
ゆえにグレリンは食欲を促進する。
文責:アヒル