39-68 食欲の調節に関する記述である。

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39-68 食欲の調節に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

⑴ 空腹感は、出生後の食経験によって形成される。

⑵ 脂肪細胞におけるトリグリセリド分解が亢進すると、満腹感が生じる。

⑶ 満腹中枢は、動脈と静脈の血中グルコース濃度の差が大きいと刺激される。

⑷ レプチンは、主に胃から分泌される。

⑸ グレリンは、食欲を抑制する。

厚生労働省. 『第39回管理栄養士国家試験の問題(午前の部)』(2025) .

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001428960.pdf, (2025年4月2日閲覧)

解答・解説を見る

⑴ 空腹感は、出生後の食経験によって〔 形成されない 〕。

空腹感は、視床下部の摂食中枢を含む先天的かつ、生理的なメカニズムによって制御されている。

そのため、食経験は関係しない。※食経験によって、空腹を感じない身体になることはあり得ないので誤りとわかる。

 

⑵ 脂肪細胞におけるトリグリセリド分解が亢進すると、〔 空腹感が生じる 〕。

脂肪細胞におけるトリグリセリドの分解が亢進するのは、

空腹で血糖値が下がり、エネルギー源として脂肪酸を利用しようとしているときである。

よって、脂肪細胞におけるトリグリセリド分解が亢進すると、空腹感が生じる

もっと、身近な話をすると「脂肪が分解されるとき痩せるとき」なので

痩せるのは満腹感を感じるとき空腹感を感じるとき?と考え、誤りであると導ける。

 

⑶ 満腹中枢は、動脈と静脈の血中グルコース濃度の差が大きいと刺激される。

正しい。動脈(多)と静脈(少)の血中グルコース濃度の差が大きくなるのは食後である。

そのため、満腹中枢は「動脈と静脈の血中グルコース濃度の差」を感知し満腹感を生じさせ、摂食抑制に働く。

※わかりづらければ、丸暗記でも良い。ただし、他の選択肢は頻出and/or当たり前なのでしっかり消せるようになって欲しい。

 

そもそも血糖値200mg/dLと100mg/dLのように差が生まれるのは満腹時しかあり得ない。
空腹で血糖値が極端に低いときを考えると、
動脈と静脈のグルコース濃度は「どちらも低い!」のでほとんど差は無いはずである。
血糖値0mg/dLなら動脈も静脈も0mg/dLのはず

類似問題29-77(3)

 

⑷ レプチンは、〔 脂肪組織から分泌 〕。

レプチン脂肪組織から分泌される。

レプチンは、まんぷくで、満腹時に分泌されるホルモンである。

満腹のとき太るときなので、

満腹になればなるほど脂肪細胞が大きくなりレプチン分泌量が増大する。

レプチン分泌量の増大に伴って「食欲は抑制」される。

 

⑸ グレリンは、食欲を〔 促進 〕する。

グレリンは「お腹がゥ〜」のである。つまり、空腹時に分泌されるホルモンである。

空腹時に分泌されるホルモンが食欲を抑制するわけはない。

ゆえにグレリン食欲を促進する。

 

文責:アヒル


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