39-14 市町村保健センターに関する記述である。

スポンサーリンク


39-14 市町村保健センターに関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

⑴ 市町村は、設置しなければならない。

⑵ センター長は、原則として医師でなければならない。

⑶ 食品衛生の監視を行う。

⑷ 住民の健康相談を担う。

⑸ 地域における健康危機管理の拠点となる。

 

厚生労働省. 『第39回管理栄養士国家試験の問題(午前の部)』(2025) .

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001428960.pdf, (2025年3月29日閲覧)

解答・解説を見る

市町村保健センターは地域保健法に定義される施設である。

保健所は地域が対象・市町村保健センターは住民が対象くらいざっくり覚えつつ

下記のような詳細を詰めていくと良い。

 

⑴ 市町村は、設置しなければならない

市町村保健センターは、必ず設置しなければならない施設ではない

地域保健法では“市町村は、市町村保健センターを設置することができる”とあり、

必ず設置しなければならない(必置)ではなく任意設置である

つまり、設置は市町村の判断に委ねられている

 

⑵ センター長は、原則として医師でなければならない

市町村保健センターのセンター長について、必ずしも医師でなくても良い

保健所は原則として医師でなければならないのに対し、市町村保健センターの長は医師でなくとも良い

この辺りは比較としてよく出題されるのでおさえておきたい。

 

⑶ 食品衛生の監視を行う。

食品衛生の監視保健所の業務であり、市町村保健センターの業務ではない

これは、飲食店などで食中毒が発生した際に

保健所調査に入ったり営業停止を命令したりすることからもわかると思う。

 

⑷ 住民の健康相談を担う。

正しい。

市町村保健センターの役割のひとつとして、住民に対する健康相談の実施ある。

具体的には、生活習慣病予防、母子保健、精神保健などの分野での相談対応を行う。

 

⑸ 地域における健康危機管理の拠点となる。

健康危機管理の拠点となるのは、都道府県などが設置する保健所であり

市町村保健センターの役割ではない。

市町村保健センターは、(4)のように地域住民の健康増進に重点を置いた業務を担う

 

文責:アヒル


スポンサーリンク


Insert math as
Block
Inline
Additional settings
Formula color
Text color
#333333
Type math using LaTeX
Preview
\({}\)
Nothing to preview
Insert