39-138 平成22(2010)年~令和元(2019)年の国民健康・栄養調査における20歳以上の身体および栄養・食生活の状況に関する記述である。

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39-138 平成22(2010)年~令和元(2019)年の国民健康・栄養調査における20歳以上の身体および栄養・食生活の状況に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

⑴ 男性における肥満者(BMI 25kg/m2以上)の割合は、減少している。

⑵ 女性におけるやせの者(BMI 18.5kg/m2未満)の割合は、減少している。

⑶ 65歳以上の高齢者における低栄養傾向の者(BMI 20kg/m2以下)の割合は、増加している。

⑷ 令和元(2019)年の食塩摂取量の平均値は、男女ともに4050歳台よりも60歳以上で多い。

⑸ 野菜摂取量の平均値は、増加している。

 

厚生労働省. 『第39回管理栄養士国家試験の問題(午後の部)』(2025) .

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001428961.pdf, (2025年7月28日閲覧)

解答・解説を見る

 

⑴ 男性における肥満者(BMI25kg/m2以上)の割合は、〔 増加 〕している。

平成22年(30.4%) 令和元年(33.0%)

よって、男性における肥満者の割合は、増加している。

ちなみに令和4年(31.7%)・令和5年(31.5%)

※R4とR5の間での増減はおそらく出題されない。
10年前から増えていること, 30%を超えていることを覚えておけば問題ないと思う。

 

⑵ 女性におけるやせの者(BMI18.5kg/m2未満)の割合は、〔 増加 〕している。

平成22年(11.0%) 令和元年(11.5%)

よって、女性におけるやせの者の割合は、増加している。

ちなみに令和4年(11.3%)・令和5年(12.0%)

※こちらも10年前から増えていることや、

2030歳代女性のやせの者の割合が20%を超えていることを覚えておけば問題ないと思う。

 

⑶ 65歳以上の高齢者における低栄養傾向の者(BMI20kg/m2以下)の割合は〔 減少 〕している。

平成22年(17.4%) 令和元年(16.8%)

よって、低栄養傾向の者は減少している。

ちなみに令和4年(17.8%)・令和5年(17.6%)

 

⑷ 令和元(2019)年の食塩摂取量の平均値は、男女ともに4050歳台よりも60歳以上で多い。

正しい。食塩摂取量は60代で最も高い。次に70代。味覚閾値の上昇などが考えられる。

摂取量自体は10年間で有意な差はない。

 

⑸ 野菜摂取量の平均値は、〔 減少 〕している。

平成22年(281.7 g) 令和元年(280.5 g)

よって、野菜摂取量の平均値は減少している。

ちなみに令和4年(270.3 g)・令和5年(256.0 g)

 

文責:アヒル


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