39-113 骨格筋量をアセスメントするための指標である。

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39-113 骨格筋量をアセスメントするための指標である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

⑴ 腹囲

⑵ 下腿周囲長

⑶ フィッシャー比

⑷ 尿中ナトリウム排泄量

⑸ 呼吸商

厚生労働省. 『第39回管理栄養士国家試験の問題(午後の部)』(2025) .

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001428961.pdf, (2025年4月20日閲覧)

解答・解説を見る

⑴ 腹囲

内臓脂肪量体脂肪量を表す指標である。

 

⑵ 下腿周囲長

正しい。骨格筋量や筋肉量の簡易的な評価項目として用いられる。

高齢者やサルコペニア, 低栄養の評価で使われることが多い。

 

⑶ フィッシャー比

血中の分岐鎖アミノ酸(BCAA)と芳香族アミノ酸(AAA)の比である。

BCAA/AAAで算出され、肝硬変非代償期COPDなどで低下する

骨格筋量をアセスメントすることはできない

 

⑷ 尿中ナトリウム排泄量

24時間蓄尿による尿中ナトリウム排泄量を見ることで、1日あたりのナトリウムの摂取量を推定できる

また随時尿(一般的な尿検査)であっても、尿中クレアチニンや年齢、身長、体重などのデータがあれば概算することができる。

したがって、骨格筋量をアセスメントするための指標とはならない

 

⑸ 呼吸商

呼吸症は消費する酸素量と、排泄する二酸化炭素量を用いて、

エネルギー源として糖質、脂質がどの程度の割合で消費されているかを見るものである。

エネルギー源を糖質に100%依存している場合、呼吸商は1.0となり

脂質100%の場合は呼吸商はおよそ0.7となる。

 

文責:アヒル


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