→離乳(開始時期や進行ステージなど) – カコモンズ
この問題は「離乳後期」であることに留意し問題を解く必要がある。
⑴ 母乳は〔 中止しない 〕。
離乳後期には、離乳食の後に母乳又は育児用ミルクを与える。
このほかに、授乳のリズムに沿って母乳は子どもの欲するままに、育児用ミルクは1日2回程度与える[1]、とされている。
⑵ 1日〔 3回食 〕に進めていく。
1日3回に増やしていき、食欲に応じて1回あたりの量も増やしていく。
離乳初期:1日1回食
離乳中期 1日2回食
離乳後期:1日3回食
離乳完了期:1日3回食+補食1~2回
〇⑶ 全卵は、食べさせて良い。
正しい文章である。
離乳初期に少量から卵黄を試し、離乳中期から全卵の摂取を進めていく。
離乳後期では「全卵1/2個」までを目指す。
⑷ はちみつは、〔 食べさせない 〕。
1歳未満の乳児がはちみつを食べることで乳児ボツリヌス症にかかることがある。
ボツリヌス菌は芽胞を持ち熱に強く、加熱調理でも死滅しないため、摂取することで腸内に届く。
乳児では腸内細菌叢が発達しきっていないためボツリヌス菌が増殖してしまい乳児ボツリヌス症を引き起こす。
※成人では腸内細菌の方がボツリヌス菌よりも強くボツリヌス菌が増殖できないため発症しない。
加熱が無効なため、はちみつ入り飲料・お菓子なども避ける。
⑸ 手づかみ食べは、〔 させる 〕。
手づかみ食べは、生後9か月頃から始まり、1歳過ぎの子どもの発達にとって、積極的にさせたい行動である。
食べ物を触ったり、握ったりすることで、その固さや触感を体験し、
食べ物への関心につながり、自らの意志で食べようとする行動につながる[1]。
類似問題
34-91 離乳の進め方に関する記述である。
33-92 離乳の進め方に関する記述である。
25-97 「授乳・離乳の支援ガイド(平成19年)」に関する記述である。
※引用元
[1]厚生労働省,授乳・離乳の支援ガイド(2019年改訂版),
https://www.mhlw.go.jp/content/11908000/000496257.pdf(2024/10/16閲覧)
文責:アヒル(O)