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23-2 物理的環境要因の健康影響に関する記述である。

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23-2 物理的環境要因の健康影響に関する記述である。正しいものの組合せはどれか。
a 海面下では、減圧症は発症しない。
b 騒音性難聴では、聴力は回復しない。
c 無重力環境下では、体液量は減少する。
d 屋内では、熱中症は発症しない。
(1) aとb (2) aとc (3) aとd (4) bとc (5) cとd


正しいのは(4)bとc


a 海面下では、減圧症は発症する。
 減圧症は圧の急激な変化(高圧から低圧)によって、体内に空気の粒ができ、様々な症状が発生する。
 主な症状は、手足のしびれ、関節の痛み、筋肉痛、疲労感、めまいなど。

b 騒音性難聴では、聴力は回復しない。
 騒音性難聴は永久性騒音性聴力損失ともいい、4000Hz付近の聴力が最も先に影響を受ける。これをC5dipという。
c 無重力環境下では、体液量は減少する。
 無重力環境下では、上半身の体液量が増加するとともに、顔などに浮腫がみられ、腎臓における尿の排泄促進が起こり、体液量が減少する。
d 屋内でも、熱中症は発症する。
 屋外だけなく、屋内でも熱中症は発症する。特に口渇感を感じにくい高齢者や、熱中症になりやすい子どもでは注意が必要である。

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