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目次
1.ホルモン感受性リパーゼとは?
ホルモン感受性リパーゼは、中性脂肪をグリセロールと脂肪酸に分解し、血中の遊離脂肪酸濃度上昇に関与する酵素。
*中性脂肪は、トリアシルグリセロール(TG)とも言われます。
2.ホルモンとの関係
働きを促進するホルモン → アドレナリン、グルカゴン、成長ホルモン、グルココルチコイド(糖質コルチコイド)など
働きを抑制するホルモン → インスリン
3.国家試験過去問での出題例
26-82 脂質の体内代謝に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
(1) ケトン体は、肝臓でエネルギー源として利用される。
(2) 血中の遊離脂肪酸は、アルブミンに結合して運搬される。
(3) インスリンは、ホルモン感受性リパーゼの働きを促進する。
*インスリンが働きを活性化させるホルモンは、「リポタンパク質リパーゼ」である。リポタンパク質リパーゼは、リポタンパク質中の中性脂肪(トリアシルグリセロール、トリグリセリドともいう)を分解し、細胞内への遊離脂肪酸の取り込みに関与する。
(4) コレステロールは、エネルギー源として利用される。
(5) LDLは、トリアシルグリセロールを含有していない。
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