39-33 パーキンソン病に関する記述である。

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39-33 パーキンソン病に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

⑴ 主な責任病巣は側頭葉である。

⑵ 脳内のドーパミンが増加している。

⑶ まだら認知症がみられる。

⑷ 四肢の筋肉は弛緩する。

⑸ 便秘をきたす。

厚生労働省. 『第39回管理栄養士国家試験の問題(午前の部)』(2025) .

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001428960.pdf, (2025年4月1日閲覧)

解答・解説を見る

⑴ 主な責任病巣は〔 黒質 〕である。

(2)にもあるが、パーキンソン病はドーパミンが減少することで生じる。

ドーパミンは黒質で産生されるもので、ここでドーパミンが合成されなくなることでパーキンソン病が生じる。

ゆえにパーキンソン病責任病巣黒質である。

 

⑵ 脳内のドーパミンが〔 減少 〕している。

パーキンソン病ではドーパミンが減少している。

その結果、運動機能の調節がうまくいかず、振戦筋肉のこわばり動作の遅れなどの症状が出現する

 

⑶ まだら認知症がみられる。

まだら認知症が見られるのは、主に脳血管性認知症である。

パーキンソン病に関連する認知症としては、レビー小体型認知症がある。

 

⑷ 四肢の筋肉は〔 収縮する 〕。

(2)の解説の通り、パーキンソン病では筋肉は収縮する(こわばる)。

 

⑸ 便秘をきたす。

正しい。パーキンソン病では、自律神経の異常により消化管運動が低下し、便秘を引き起こす

そのほかに、運動不足などの要因もある。

 

文責:アヒル


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