39-24 治療に関する記述である。

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39-24 治療に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

⑴ 発熱の患者に対する解熱鎮痛薬の投与は、原因療法である。

⑵ 細菌性肺炎に対する抗菌薬の投与は、対症療法である。

⑶ リハビリテーションは、根治療法である。

⑷ 輸血療法は、血液浄化療法である。

⑸ iPS細胞(人工多能性幹細胞)の使用は、再生医療である。

 

厚生労働省. 『第39回管理栄養士国家試験の問題(午前の部)』(2025) .

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001428960.pdf, (2025年3月30日閲覧)

解答・解説を見る

同様の問題が毎年出題されている。正文化がしづらいかもしれないが

消去法的に、「確実に〜〜ではない」という目線で選択肢を切っていってほしい。

類似問題 38-23 疾患の治療に関する記述である。

 

⑴ 発熱の患者に対する解熱鎮痛薬の投与は、〔 対症療法である 〕。

発熱したので解熱剤を服用する頭痛があるので頭痛薬を飲む。などは対症療法」である。

治療をするために服薬するのではなく、症状を和らげるために服薬することなどが対症療法である。

治療するわけではないので原因療法には該当しない。

 

⑵ 細菌性肺炎に対する抗菌薬の投与は、〔 原因療法である 〕。

細菌性肺炎細菌を除去する抗菌薬の投与

根本的な原因を除去」する、「原因療法」に該当する。

 

⑶ リハビリテーションは、〔 根治療法ではない 〕。

リハビリテーションは、理学療法, 作業療法, 言語療法などである。

リハビリの内容によって異なるため上記は「根治療法ではない」とした。

根治療法癌などを全摘出することで治療をしようというものであり、

少なくともリハビリが根治療法ではないとわかる。

 

⑷ 〔 透析 〕は、血液浄化療法である。

血液浄化療法とは、血液中の有害物質を取り除く治療法であり、透析療法(血液透析・腹膜透析)が含まれる。

輸血療法は、その名の通り輸血を行うものである。失った血液や血液成分を輸血で補う。

 

⑸ iPS細胞(人工多能性幹細胞)の使用は、再生医療である。

正しい。iPS細胞(人工多能性幹細胞)は、さまざまな細胞に分化できる能力(どんな臓器にもなれる)を持つ細胞である。

疾病や事故などで損傷した組織や臓器の再生を目的とする治療に応用できる。

事故で身体の一部を欠損したときにiPS細胞でその部位を作って置き換えられるかも?
心臓病に対してiPS細胞で心臓を作成して、移植できるかも?など。

 

文責:アヒル


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