〇⑴ 動脈血ガス分析検査では、pHが測定される。
動脈血ガス分析検査では、動脈血のpHや、肺でのガス交換状態を評価する。
主な測定項目は以下の通りである。
pH, PaO₂ (酸素分圧), PaCO₂ (二酸化炭素分圧), HCO₃⁻ (重炭酸イオン濃度)などを分析し、
アシドーシスやアルカローシスの診断などを行う。
⑵ ビリルビンは、〔 血清たんぱく質ではない 〕。
ビリルビンは、ヘモグロビンの分解後の代謝産物である。
赤血球が破壊されるとヘモグロビンがビリルビンに代謝され、肝臓でグルクロン酸抱合されたあと、胆汁として排泄される。
肝臓での処理前が間接ビリルビン、処理後を直接ビリルビンと呼ぶ。
血清たんぱく質は、アルブミンやグロブリンなどである。
⑶ 心電図のQRS波は、〔 心室の興奮 〕を反映している。
心電図の波は主にP, Q, R, S, Tの5つの波がある。
P波は心房の興奮, QRS波は心室の興奮, T波は再分極(U波:覚えなくて良い)である。
前年に類題が出題されている。
38-27 循環器系の構造と機能に関する記述である。
※覚えるコツは思いつきません。何かあれば教えてください。
⑷ スパイロメトリは、〔 肺活量や1秒量などを測定する呼吸機能検査 〕を調べる検査である。
スパイロメトリは、肺活量や1秒量などを測定する呼吸機能検査である。
経皮的酸素飽和度(SpO₂)は、パルスオキシメーター(指に挟むやつ)を用いて測定する。
⑸ CT(コンピューター断層撮影)は、〔 X線 〕を利用する検査である。
CTは、X線を用いて身体を輪切り状に撮影する検査であり、磁気は使用しない。
ただし、ごく僅かではあるが放射線被曝を伴う。
磁気を利用する検査は、MRI (Magnetic Resonance Imaging:磁気共鳴画像診断)である。
文責:アヒル