39-149 公衆栄養マネジメントに関する記述である。

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39-149 公衆栄養マネジメントに関する記述である。誤っているのはどれか。1つ選べ。

⑴ 地域診断の結果を基に、PDCAサイクルに従って進める。

⑵ プリシード・プロシードモデルの最終目標は、QOLの向上である。

⑶ 課題解決型アプローチでは目指す姿を専門家ではなく住民が主体となって決定する。

⑷ 目標達成までの取組期間を明示する。

⑸ 投入した資源に対する、公衆栄養活動の効果を評価する。

 

厚生労働省. 『第39回管理栄養士国家試験の問題(午後の部)』(2025) .

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001428961.pdf, (2025年7月28日閲覧)

解答・解説を見る

 

⑴ 地域診断の結果を基に、PDCAサイクルに従って進める。

PDCAサイクルを回すのは当然として、

さらに、PDCA開始前に行うアセスメント(地域診断の結果を基に〜) も記載されており正しい選択肢である。

 

⑵ プリシード・プロシードモデルの最終目標は、QOLの向上である。

正しい。プリシード・プロシードモデルの最終目標はQOL向上である。

36-149にも出題されている。

 

⑷ 目標達成までの取組期間を明示する。

正しい。公衆栄養プログラムでの目標項目は達成するまでに

短期間で良いものから長期間を要するものまで様々ある。

そのため、これらを具体的に目標設定する際には取組期間を明示する必要がある。

例) 令和※年までに、〜〜する者の割合を++%まで減らす。

 

⑸ 投入した資源に対する、公衆栄養活動の効果を評価する。

正しい。公衆栄養活動の資源として予算人的資源などがある。

いわゆる費用対効果など、投入した資金や資源によって

得られた結果の評価は公衆栄養活動では必須である。

 

⑶ 〔 目標設定型アプローチ 〕では目指す姿を専門家ではなく住民が主体となって決定する。

目標設定型アプローチ:住民が主体となって話し合い、問題を明確にし、住民主体的にアプローチ計画を立案していく。

課題解決型アプローチ:計画の策定に住民も参加するが、課題解決のためのアプローチは専門家が主体となって行なっていくもの。

入れ替えるとバツの選択肢が簡単に作れるので、このような2組1セットのような用語は定義をしっかり覚えておくとよい。

 

文責:アヒル


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