問題の解説に先立って、ページ下部の動画2本を見ることを強く勧める。
この辺りは文章で説明を読むよりも動画の方がわかりやすいからである。
⑴ AMPは、分子内に〔 高エネルギー結合をもたない 〕。
AMP(アデノシン一リン酸)は、高エネルギー結合をもたない。
AMPに、さらにリン酸が1〜2個結合し、ADP(アデノシン二リン酸)やATP(アデノシン三リン酸)になると
分子内に高エネルギー結合をもつようになる。
〇⑵ ホスホエノールピルビン酸は、高エネルギー化合物である。
正しい。(1)で述べたATP, ADPの他に、 ホスホエノールピルビン酸、クレアチンリン酸などが挙げられる。
この4つは高エネルギー化合物としてしっかり覚えておきたい。
※アセチルCoAなどもあるが出題頻度的にまずは上記を覚えてほしい。
⑶ 電子伝達系は、ミトコンドリアの〔 内膜 〕にある。
電子伝達系はミトコンドリアの内膜に存在し、TCA回路で産生されたNADHやFADH₂を用いて
ATPを合成する。解糖系〜TCA回路〜電子伝達系は基礎栄養の範囲でも頻出となるので
ページ下部の解説動画1つ目を視聴し、最低限抑えるべきポイントを把握しておいてほしい。
⑷ 電子伝達系の電子受容体は、〔 酸素分子 〕である。
電子伝達系の電子受容体は酸素分子であり、酸素分子が電子を受け取ることで水が生じる。
文章で見ると分かりづらいので、ページ下部の解説動画2つ目を視聴してもらう方が伝わると思う。
⑸ 脱共役たんぱく質
(UCP)による熱産生は、〔
ATPの合成を伴わない 〕。
脱共役たんぱく質による熱産生はATPの合成を伴わない。これも具体的な説明は2つ目の動画を視聴することを勧める。
文責:アヒル