国民健康・栄養調査は健康増進法を根拠法とし、毎年1回、厚生労働省が11月に実施する。
解説と併せて結果の概要や、調査の概要も参照のこと。
※全ての項目を暗記する必要はなく、過去問に出題されたあたりの項目を重点的に覚えておきたい。
⑴ 対象者は、〔 国民生活基礎調査 〕から無作為に抽出する。
対象者は国民生活基礎調査に基づいて、無作為抽出により選定される。また(2)のように選定された世帯の中にも対象外となる者も居る。
⑵ 栄養摂取状況調査の対象者は、〔 満1歳以上 〕である。
対象年度11月1日時点での、1歳未満は対象外である。
※「母乳や粉ミルク飲んでいるだけだから栄養素摂取状況の対象外」くらいで覚えておくと良い。
そうすると選択肢の「6歳以上が対象(6歳未満が対象外)」が誤りであるとわかる。
⑶ 栄養摂取状況調査は、〔 日曜日または祝祭日を除く任意の1日 〕に実施する。
日曜・祝日は外食などの影響もあり、栄養摂取状況調査は平日(普通の日)を調べる。程度に覚えておくと良い。
⑷ 栄養摂取状況調査は、〔 秤量記録法 〕を用いる。
栄養摂取状況調査は、秤量記録法を用いる。
「個人の摂取量は案分比率で把握する」も出題されやすい。
→父4割、母3割、子3割のように割合で示すこと
〇⑸ 栄養素等摂取量の算出では、調理による食品中の栄養素量の変化を考慮している。
正しい。
日本食品標準成分表に、ゆで・焼き、など収載されている食品はその成分値をそのまま使い、
収載されていない食品については成分表に収載されている調理による「重量変化率」を考慮して算出する。
文責:アヒル