23-27 脂質についての記述である。

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23-27 脂質についての記述である。正しいのはどれか。
(1)ジアシルグリセロールは、複合脂質である。
(2)ヒトは、α-リノレン酸を合成できる。
(3)ロイコトリエンは、アラキドン酸から生成される。
(4)アシルCoA合成酵素は、コレステロール合成の律速酵素である。
(5)アポたんぱく質(アポリポたんぱく質)は、脂質とたんぱく質からなる。


(1)ジアシルグリセロールは、単純脂質である。
 その他の代表的な単純脂質としてモノアシルグリセロール、ジアシルグリセロール、トリアシルグリセロール(中性脂肪)、コレステロールエステルなどがある。
(2)ヒトは、α-リノレン酸を合成できない。
 αリノレン酸は、人が体内で合成することのできない必須脂肪酸である。
 必須脂肪酸には、リノール酸とリノレン酸の2つがある。
(3)ロイコトリエンは、アラキドン酸から生成される。
(4)HMG-CoA還元酵素は、コレステロール合成の律速酵素である。

(5)アポたんぱく質(アポリポたんぱく質)には、脂質は含まれない。


脂質の分類

脂質は大きく分けて単純脂質、複合脂質、誘導脂質に分類される。
単純脂質…脂肪酸と各種アルコールとのエステル
 単純脂質の例:モノアシルグリセロール、ジアシルグリセロール、トリアシルグリセロール(中性脂肪)、コレステロールエステルなど。
複合脂質…脂肪酸と各種アルコールに加え、リンや窒素が複合している。
 複合脂質の例:リン脂質、糖脂質
 △代表的なリン脂質…ホスファチジルコリン、ホスファチジルエタノールアミン、ホスファチジルイノシトール、ホスファチジルセリン、ホスファチジルグリセロール、ジホスファチジルグリセロール、スフィンゴミエリンなど
 △代表的な糖脂質…グリセロ糖脂質、スフィンゴ糖脂質など
誘導脂質…単純脂質や複合脂質の加水分解物
 誘導脂質の例:脂肪酸、ステロイド


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