社会的認知理論の構成要素
○観察学習(モデリング):他者の行動やその結果を見ることで、観察者の行動に変化が生じる現象
○結果期待:その行動がもたらす、良い結果を予測すること
○自己効力感(セルフエフィカシー):結果期待に対して、自分はそれが実行できそうだという期待や自信
○相互決定主義:個人的要因、行動要因、環境要因が相互に影響し合うという考え方
○自己制御(セルフモニタリング):目標のために何かを我慢するなどして行動を制御すること
⑴ 野菜を100g以上含む料理や定食のサンプルに、POP表示で野菜が多いことを示す。 〔 結果期待 〕
POP表示による情報提供や環境整備であり、その行動によって得られる結果を予測する結果期待には該当しない。
強いて言うなら、相互決定主義における環境要因の調整に近いが、相互決定主義と断定するまではいかない。
類題:37-98
⑵ 野菜摂取不足を簡易に推定できる装置を設置し、定期的に測定してもらう。 〔 自己制御 〕
定期的に自身の数値を測定・記録して振り返ることは自己制御(セルフモニタリング)にあたる。
他者の行動を見ているわけではないため、観察学習ではない。
⑶ 野菜摂取と健康をテーマとしたチラシを作成し、配布する。 〔 結果期待 〕
「野菜を食べることで健康になる」などのメリットを伝えるアプローチであり、結果期待などを高める支援である。
〇⑷ 学生が出演した、野菜を使った簡単レシピの調理体験動画を、デジタルサイネージで流す。 〔 自己効力感 〕
正しい。自分と同じ「学生」が簡単に作っている動画を見る(観察学習・代理体験)ことで、
自分にもできそうという自己効力感(セルフ・エフィカシー)を高める働きかけである。
⑸ 野菜摂取量の現状と目標量を書いたポスターを掲示する。 〔 相互決定主義 〕
現状と目標量をポスターで示すのは、知識提供や目標量の認識を促す支援に近い。
相互決定主義は、個人要因・行動・環境が相互に影響し合うという考え方であり、
単に現状と目標量を掲示すること自体を指すものではない。
類題:30-102 34-99
文責:アヒル(O)
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