高齢期では、加齢に伴い代謝・内分泌・消化吸収・免疫機能などに変化が生じるが、
基本的な傾向としては低下するものが多い。
反対に、加齢によって上昇・亢進するものには以下のようなものがある。
・インスリン抵抗性 → インスリンの効きが悪くなる
・血圧 → 血管が硬くなるため
・血糖値 → インスリン分泌低下、インスリン抵抗性の上昇など の要因
・副甲状腺ホルモン → 腸管からのカルシウムの吸収低下により、血中カルシウム濃度が低下するため
⑴ 基礎代謝量
加齢により、筋肉量(除脂肪体重)が減少するので、
基礎代謝量は低下する。
37-80 「正) 基礎代謝基準値は 1〜2 歳頃に最も高く、その後加齢とともに低下していく。」
〇⑵ たんぱく質同化抵抗性
正しい。たんぱく質同化抵抗性とは、たんぱく質の同化をしづらくなることである。
と書いてもわからないので、具体的に書くと、まず大前提「同化=合成して体に組み込む」(←→異化=分解する)
それがしづらくなるので、つまり、
青年期などと比べて、同じ量のたんぱく質を摂取しても、
筋たんぱく質が合成されにくくなる状態である。
筋肉がつきにくく、少量のたんぱく質では不十分となるため、たんぱく質摂取の重要性が高まる。
類題:37-93、38-86
⑶ インスリン感受性
インスリン抵抗性が上がる = インスリン感受性が下がる
冒頭の解説の通り。感受性と抵抗性を読み間違えないように注意!
類題:37-93
⑷ 食事由来のビタミン B12 の吸収率
ビタミンB12は胃壁細胞から分泌される内因子と結合し、回腸で吸収される。
高齢期では胃酸分泌の低下や、内因子の分泌低下によって、ビタミンB12の吸収は低下する。
35-94(3) 「誤) 成人期と比較して高齢期の食品中のビタミン B12 吸収率は、上昇する。」
⑸ 免疫機能
加齢により、免疫細胞の数・働きが低下するため免疫機能は低下する。
そのため、感染症にかかりやすくなったり、重症化しやすくなったりする。
類題:30-90、34-94
類題 28-101 29-94 33-88 34-94 35-93 35-94 38-94 40-23
文責:アヒル(O)
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