40-87 妊娠期の母体の生理的変化に関する記述である。

40-87 妊娠期の母体の生理的変化に関する記述である。最も適当なのはどれか。1つ選べ。

⑴ 1回当たりの心拍出量は、減少する。

⑵ 糸球体濾過量は、減少する。

⑶ 血中ヘモグロビン値は、上昇する。

⑷ 血中アルブミン値は、上昇する。

⑸ 血中トリグリセリド値は、上昇する。

 

厚生労働省. 『第40回管理栄養士国家試験の問題(午前の部)』(2026) .

https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001663681.pdf, (2026年3月3日閲覧)

 

スポンサーリンク

解答・解説を見る

妊娠期の生理的変化は国試でよく出題される。

妊娠期の母体は胎児への栄養供給などのために、

各代謝や血液・循環器系の指標

どのように増えるか?減るか?から覚えると学習しやすいと思う。

 

 

⑴ 1回当たりの心拍出量は、増加 〕する

妊娠期には、母体胎児両方に血液を送る必要があるため、

循環血液量が増加し、心拍数も増加する。それに伴って心拍出量は増加する。

体内の血液量が増える
→増えた分の血液を母体と胎児側へしっかりと循環させる必要がある
→→1回当たりに送り出す血液量心拍数が増える
→→→心拍出量が増加する
※※心拍出量 = 1回当たりに送り出す血液量 × 心拍数

 

⑵ 糸球体濾過量は、増加 〕する

⑴の通り、循環血液量が増加するため、糸球体に流れ込む血液の量も増加する。

 

35-89(2)に「誤) 糸球体濾過量は、妊娠期には減少する。」と出題されている。

 

⑶ 血中ヘモグロビン値は、減少する。

循環血液量が増加することで、赤血球数も増加する

それ以上に血漿(≒水分)の増加量が多いため、

血液がシャバシャバに薄まったような状態となり、

見かけ上の貧血状態(ヘモグロビン濃度の低下)になる。

※赤血球が10増えても水が100増えるので濃度的には薄まっているイメージ

 

36-87(1)「正) 妊娠期の母体において、血中ヘモグロビン値は低下する」

33-89(4)「誤) 妊娠期のヘモグロビン濃度は、上昇する。」と繰り返し出題されている。

 

⑷ 血中アルブミン値は、減少する。

⑶と同じように、血漿量(水分)が大きく増加するため、

アルブミン自体の量が変化しなくても、血中アルブミン濃度は低下する

 

※過去問での出題は34-88(3)「正) 血清アルブミン値は、低下する。」と少し古いが
(2)のヘモグロビン濃度と関連して覚えておくと良い。

 

⑸ 血中トリグリセリド値は、上昇する。

正しい。

妊娠期には、胎児の発育のため脂質合成が増加し、

血中トリグリセリド(中性脂肪)は上昇する。

類題34-88(5)

 

※ところで、シャバシャバって方言?

文責:アヒル(O)

😫 解説を読むのに疲れたら・・・

気分転換に目を休めながら”聴く読書”はどう?
無料で試してみてね(期間中に解約で0円)

※Amazon公式サイトへ移動します。規約や無料期間などは遷移先を参照

(PR)最新のレビューブック 予約開始!!

\ 計算対策や基本問題ドリルも販売中! /

📚 教材ショップ(STORES)を見る >
Insert math as
Block
Inline
Additional settings
Formula color
Text color
#333333
Type math using LaTeX
Preview
\({}\)
Nothing to preview
Insert